怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
やまんばだ!
お気に入り
966
54
0
中編3分
Audibleが1ヶ月無料キャンペーン中!
Audibleならホラー小説やミステリー小説をプロ声優が朗読してくれます。Audibleのおかげで通勤や待ち合わせなど退屈な時間が楽しみになりました。詳細はこちら
コピー
「やまんばだ!」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
若いカップルがドライブの帰りにある峠道で。日はとっぷりと暮れている。対向車もまばらで街灯もない。助手席の彼女は話し疲れたのか、フリース毛布にくるまって軽い寝息を立てている。運転している彼は、眠気を振り払うため車外の闇に目をこらしていた。峠も中盤にかかろうかというころ、彼は1台の白塗りのセダンが待避所に止まっていることに気がついた。思わず彼は車を減速した。こんな所に止まっている車は例外なく、ホテルに泊まる金のない恋人達の緊急のホテルがわりになっているからだ。 リアウインドウを覗き見た瞬間、セダンのドアがいきなり開き、中から出てきた女の人と目が合ってしまった。彼は気まずかったので、車を急発進させその場を立ち去ろうとした。女が彼の車を見ている。バックミラーごしに強烈な視線を感じ、ふと見ると、なんと、女が走って彼の車を追って来るではないか!!気まずさが恐ろしさに変わる。彼は車をスピードアップさせた。峠の細い道を彼の車は限界まで加速してゆく。しかし、とうてい人ではついて来れないような速度に女はついてくる。彼はブレーキランプに赤々と照らされた女の顔を見て戦慄した。やまんばだ!やまんばだ!幼い頃絵本で読んで以来、心の恐怖の頁に書き込まれていた映像がそこにあった。髪を振り乱して迫り来る、しわだらけの醜悪な鬼女の顔。彼は必死に謝りながら、アクセルを床まで踏み込んだ。気がつくと彼はふもとのコンビニの駐車場にいた。助手席の彼女が目を覚ます。彼は彼女に今峠で起こったことの一部始終を話した。話を聞くうち次第に目が冴えてきたのか、彼女の表情が驚愕に変わる。彼は彼女に話すことで助かったという実感が沸き、それまでの緊張が一気にほぐれていくのが分かった。彼の話を聞き終えた彼女は、何か納得したように言った。「私も…夢をみたの。あなたの車を必死で追いかける夢を…あなた、峠の真ん中で、私を置き去りにして行っちゃうのよ。いくら呼んでも叫んでも待ってくれないし。その時本当に、一瞬だけ『ころしてやる!』って思ったわ」
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった54
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
さるまね 1巻【特典イラスト付き】 (ゼノンコミックス)
前の話:【じわ怖】憑依された
次の話:【じわ怖】行き付けだったゲーセン
怖い話 No.5333
【じわ怖】車道と歩道の間に引かれている白線
1646
短編2分
怖い話 No.13073
【じわ怖】鬼になった人
1279
15
長編5分
怖い話 No.4692
【じわ怖】運命を変えた
998
44
怖い話 No.12939
【じわ怖】不思議
1179
33
2
怖い話 No.11915
【じわ怖】隣室に一人で住んでいたおばあさん
1106
32
短編1分
怖い話 No.5667
【じわ怖】チケットを取るのに連れと徹夜していた
1250
25
怖い話 No.11916
【じわ怖】爪先立ちの状態でスライドするように移動してたな
1005
20
1
怖い話 No.11913
【じわ怖】隣室が同じ大学の人だった
657
45
怖い話 No.4082
【じわ怖】霊感の強い子と遊んだ
1209
36
怖い話 No.12371
【じわ怖】マヨラー
1078
40
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
牛の墓
不思議
まんじゅうのせい
調理中
中年男性との交流
終わらない夢
取り囲まれた家
サキちゃん