怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
人を拒む家
お気に入り
1425
41
0
長編6分
集英社の春マン!!2024開催中
ジャンプの漫画が50%ポイント還元!さらに期間限定で無料で読める人気作品もあります。詳細はこちら
コピー
「人を拒む家」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
よし、18年ちかくだれにも話したことない話をしよう。実話なので地名は伏せます。直接かかわったわけではないので、何がどうという詳細はよくわかりません。現在はもうその土地を引越して、私はすんでおりません。いつのころからあるのかは知りません。私が小学校に通い始め、物心ついたころにはその家はすでにありました。結構田舎で、学校に通うのに、あぜ道を毎日かよっていました。その途中にある一軒の家の話です。その家は昔からあるというわけではなく、和風建築の割とあたらしい家でした。 小学校1年~5年生までの間はなんの噂もなく、私も気にとめておりませんでした。5年生の夏の時期にA君が転校してきてから、その家が、なんなのかわかりました。その家の話を書く前に、ひとつ予備知識として、その家のお向かいの家について、説明しないとなりません。便宜上お向かいの家を家A。問題の家を家Bとして書きます。問題の家の立っている区画は、私が生まれるころくらいからの、いわゆる新興住宅地とよばれるところでした。実際に家が建ち、川が整備され、畑もなくなっています。さて、家Aについてですが、非常に奇妙というか異常というか、玄関のどまん前に祠がたっております。どれくらいどまん前かというと、玄関あけて1メートルの場所。道路-門-階段-祠-玄関という普通の1戸立ての家で、でかい屋敷というわけでもありません。なぜそんなことになっているのかというと、私が聞いた話では、家を建てたのはそこに土地をもっていた方で、むかしから住んでいたと。元々は田んぼで、とりわけなにかしら因縁話もなかったと聞いております。新しく県道が通るためにその土地を売って、自宅もまぁ開発のために立て直したと、よくある話です。そのさいに、その場所にあった道祖神ですか、おじぞうさまも丁寧に祈祷して、場所も移しました。家Aは何事もなく新築でたち、その家の方も普通に住むようになりました。しばらくして、ある日を境に、家Aの中で赤ん坊の泣き声がするようになったそうです。家の人は最初、近所に赤ん坊のいる家族が引越してきた、と思ってたそうなんですが、夜昼関係なく一日中聞こえるようになって、これはおかしいと思って、ご近所にたずねたみたいです。するとご近所の人全員、近くに赤ん坊のいる家族が引っ越してきたと。家Aの人と近所の方が、声の発生場所を探しあてたところ、家Aの地下から声がすると大騒ぎになりました。いろいろお祓いとかやったそうですが効き目がなく、偉い霊能者さんかお坊さまが、「お地蔵様が原因なので、もとの場所にもどしなさい」と。そういった経緯で家Aは、私たちの間ではかなーり有名な場所でした。小学5年生の時に引っ越していたA君は、その家の向い側の家Bに住んだ友人でした。A君はたしか、1ヶ月もしないうちに家Bから引越しました。まぁ、その時はとくに何事もなかったように時間はすぎ、小学5年の冬に私はべつの土地にうつりました。生まれ育った場所であり幼馴染もいましたから、しばらくは連絡をとっていましたが、進学し、社会人になり、すっかりわすれていました。先日、幼馴染が結婚するということで、10年ぶりくらいに生まれ故郷にもどり再会しました。昔話に花を咲かせてわいわいとしてましたが、私が「あの地蔵の家まだあるなぁ」といった所から、話が変わっていきました。ここからは友人Bの話です。「地蔵の家より、そのむかいの家おぼえてるか?」「A君家族がたしか住んでたな」と答えました。「すぐに引越したの知ってるか?」私が転校する寸前だったんで、「覚えてる」と答えました。「なんでか知ってるか?」「それは知らないな」と答えました。どうもその家Bは、なにかしらが出るというのです。10年ほどの間に、10世帯以上が出たり入ったり、ボヤが3度あったりしたそうです。A君家族が引っ越したのも、そのひとつだと。原因はまったくわからないそうですが、友人Bいわく、あの家に1ヶ月以上住んでいた家族はいないと。A君家族は何番目に入居したかはしらないが、家の中で老婆が徘徊していたり、庭に女の子がうろうろしていたり、屋根に男がたってじっと外をみていると、A君のお母さんが精神的にまいって、家を引っ越したと。そのあとも何度かお祓いをしたと聞いたけども、全然おさまっていないと。高校の時にTV局かラジオ局かが、霊能力者をつれて撮影をやったらしぃが、霊能者がその家の敷地に入るなりぶっ倒れて、大騒ぎになってそのままおじゃんになったと。私は「家Bてなんだよ?」ときいたら、「生まれた時から住んでる俺らもわからん。ただ、お墓の土つかってるとか、地下に死体うまってるとか、噂はあるけどどれもほんとかは怪しい。ただ事実として、人は定着しないし、俺も窓に何人も人がたっていて、こっちをじっとみてたのをみたことある。あそこは何かおかしい。あぁそうだ。家Bてさ、なんて呼ばれてるかしってるか?」「知るわけないだろう」「あそこの家ってさ、なんでか知らないけど、敷地が三角形なんだよ。だから三角屋敷て今よばれてんだ。今も空き家だぞ。帰るときに見たらいいよ」そういう感じで別れ、帰路に着きました。もちろん気になったので、帰りに家Bの前を通りのぞきました。県道沿いのその家の前には土嚢がつんであり、入り口が見えない状態になっていました。見た瞬間に、あからさまにおかしい。それ以上は近づかないようにして、家に帰りました。その話をきいて、思い出したことがありました。10年以上たって、記憶がおかしくなっていたのかと思っていましたが、あの家Bの屋根の上に何人も人が立って、こっちを見ながらゲラゲラ大笑いをしてたのを、集団下校してた友人たちと見て、泣きながら走って帰ったことがあったなと。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった41
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
【推しの子】 14 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
メイドインアビス(12) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(11) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(10) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(9) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(8) (バンブーコミックス)
前の話:【じわ怖】余分に数分?過ごした
次の話:【じわ怖】きんきらさん
怖い話 No.13025
【じわ怖】飲み友達
939
1
中編3分
怖い話 No.18609
【じわ怖】子供たちの笑い声
910
30
短編2分
怖い話 No.5436
【じわ怖】じいちゃんとばあちゃんなら俺を嫌わないでくれる
933
34
怖い話 No.13084
【じわ怖】山には絶対に鏡を持ち込むな
1418
短編1分
怖い話 No.4181
【じわ怖】近所の古い家に住んでる子
1456
28
怖い話 No.5383
【じわ怖】個室に入院していた人が亡くなった
1335
26
怖い話 No.13032
【じわ怖】ヤモリ
1489
怖い話 No.19047
【じわ怖】妙な写真
1332
長編5分
怖い話 No.4593
【じわ怖】首吊りを発見した
1301
43
怖い話 No.19216
【じわ怖】石鬼神様
1262
33
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
牛の墓
不思議
まんじゅうのせい
調理中
中年男性との交流
終わらない夢
取り囲まれた家
サキちゃん