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15~16年前になるけど、 3人の野郎共で●●峡で初のサバイバルキャンプを決行。 当日は天気予報で雨だったけど、 2泊のうち雨は1日だけだたったので、 小コンロとランタン、雨具、テントなど分担して集合。 食材は(主に乾き物・缶詰・菓子)水・ウイスキーなどを持ちより、 バスで途中下車してそこから目的地まで歩き。 以前に友人が県道の途中で、 二股に分れている今は使用してないような旧道沿いを見つけていたので、 コースはココと決めていた。 旧道の入り口から先が鬱蒼としていてワクワクしながら、 車一台分くらい細い山道をおしゃべりしながら1時間ほど歩いた。 途中、人一人通れるくらいの獣道らしき道を発見したので、 時間も早いし、歩ける範囲まで進んでみようと皆で決めた。 上りを少し歩いていくこと約20分。 急に開けた所に、 草や木々に覆われながらも 存在感をしっかりアピールしてるかの様に朽ちた平屋の家があった。 こぢんまりとして簡易的につくられたとみえるその家は二部屋ほどで、 もうボロボロで何年の人が住んでいる様子もなく、 トタンなんかで補強してあったその家は、 ボットントイレはあったけど風呂は見当たらなかった。 生活はしてたらしく 皿やお椀、衣類や新聞紙やわけのわからないゴミが散乱してた。 アニメ(ペリーヌ?)みたいな絵の付いたお茶碗も見つけた。 なにかしらの動物の毛も玄関にちらばっていて、 ホコリっぽく、中に入るのを躊躇してたんだけど、 しばらく家の周囲や中を探検してたら、 急に空が黒くなり雨がポツポツ降り出してしまった。 3人でゴミなどを適当に隣の部屋に投げ込んで少し掃除した。 さすがに直接に座るのがイヤだったので テントを敷いて座った。 雨が強くなってきた時は正直、みんなで 「ラッキーじゃん」 と自分たちの境遇に喜んでいた。 なんでこんなトコに家があるのかとネタとして盛り上がってた。 正直3人も男がいるし怖くもなかった。 しばらくして雨は小雨になってきたが、 これからどうするかと相談して、 今日はココで一泊して明日早めに出て旧道にもどるべ。って事になり、 とりあえずもう少し快適に泊まれるように整理整頓の時間つぶし。 なんだかんだで夕方の5時近くになり、 食事の用意。 さすがに暗くなると、 誰かが奥から覗いているようで怖くなってくる。 時折、風で草や木々がトタンにカツカツぶつかる。 その度に少しチキンな俺はドキッとしてた。 食事&お酒でプチ宴会をしながら明日の予定や無駄話をしてたら、 一人の友人(仮でA男)が、 そう言えばさっき家の周りを探索してたら変なモン見つけたんだけど、 もう一度確認したいと誘う。 俺は正直、 まだ雨も降ってるし暗いし明日でいいんじゃないかと。 もう一人の友人(仮でB男=バカ)は見たいと騒ぐ。 で、俺は行く前にA男に尋ねた。 変なモンって何?と。 A男は 「木が変なんだよな」 「とにかく妙な木を見つけたんだけど」 どんなふうに?と俺。 いや、木が穴だらけなんだよな。 虫食った後みたいに・・・けど。 じゃあ虫だよ。 とB男。 うん。でも妙に規則正しい穴だし、 じゃあ、なんの虫かな? 「面白い、行ってみよう。たしかめて見よう!」 って事で、ランタンもってその木に皆で向かった。 それは周りで一番太い木だった。 見てみると、たしかに一定の目線にあり、 上下には穴はなく、 集中した範囲に大きな無数の穴がプツプツとあいている。 気持ちわるいねー。 とB男。 ミミズの穴じゃねえか?と適当に俺。 でさ、その時気づいたんだけど、 あの木にも穴があいてるんだ・・。 とA男。 見るとやはり同じように無数の穴がプツプツと。 おいおい!!見てみろ! こっちにもあるな。 じゃない、あちこちにあるぞっ! 最初に見た一番太い木の周りにある木にも所々に穴が空いていた。 それは太い木を囲んで選んで穴が空いているようにも見えた。 おかしいよ。やっぱ変だ。人がやったんだよ!これ。 とB男。 なんで?なんのために? とA男。 それは知らんけど・・・。 レインコートにあたる雨音だけを聞きながら 無言で立ち尽くしている自分たちの背後から、 突然 「どこいくのぉー」 という男の叫び声をたしかに聞いた。 家の先の道もない真っ暗な遠方からだが、 3人とも確かに聞いた。 「ソコいくよぉー」 って聞こえたとB男は主張していたが・・。 恐怖でもう、 なにもかもが気味悪く、戻ろう。 と一同。 家に戻ってから、 しばらくしてB男が言った。 あのさ~、言っちゃっていい? 何? とA男。 さっきのあれ、 呪いでしたクギの穴だと思う。 ワラ人形の・・・ はあ?またまたァ、まじで?根拠は? だってさ、さっき見つけちゃったもん。 ワラ人形みたいなモン。 どこ?どこ? とA男。 B男はトイレの脇にあるゴミの下あたりから 『それ』を持ってきた。 見るとワラ人形としてのちゃんとした原型でなく、 藁を束ねたもので、 なんとなく人の形に見えるかという状態だが、 たしかに見えなくもない。 B男よ、、 なんつーもん見つけるんだ。 やばいな。ここってそういうトコ? あんな無数に穴空くほど呪うか普通? その為にココに住んでたのかな? マジで怖いじゃんか。 ホントにあるとは思わなかったけど。 さっきの声と関係あるかな。 ココ出よか? 今、出る方も怖いよ、夜だぜ! さっきの声が一番怖い。 B男は 「つか、話題変えない? 話してる事自体が良くない感じ」 と言って、 呪いを燃やすと言いながら ワラ人形に火をつけてしまった。 その夜は結局、 朝方までランタンを灯し酒をあおり、 誰かに見られてる気配は感じていたけど口にはださず、 ウツラウツラしながらも特に何事もなく一晩を過ごした。 妙な男の声もあれから聞こえてはこなかった。 次の日はランタンの燃料や食材・酒・水等が心配なのと、 寒くて頭も痛く、寝不足もありキャンプは中止にしてしまった。 後日、自分とA男は特に問題なかったけど、 B男は二日後に体中に発疹ができ高熱を出して、 数日間寝込んでしまった。 見舞にいくとB男曰く、 ワラ人形燃やした呪いかなって言っていた。 B男の顔はプツプツと発疹で火傷のように真っ赤に腫れ上がっていた・・。 ・「極」怖い話 面妖 (竹書房怪談文庫)
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