心霊体験と言えるかどうかは分からんけど14、5年前の話。
木造住宅の工事現場で作業状況の写真撮ってたんだけど、
途中で急用出来たから、
現場に居た大工さんにカメラ渡して撮影頼んで現場を離れた。
後日、写真が現像されて戻ってきて確認してたら、
進行状況の写真の中に一枚だけ、
大工さんがピースしながら自分撮りした写真が混ざってた。
会社の人たちは
「○○さんはバカだなぁ」
とか笑ってたんだけど、
何故か自分はその写真見て漠然とした不安を感じた。
写真見ながら『寿命』とかそんな単語が頭に浮かんできたけど、
一方で『写真を撮ると魂を吸われる』とかの迷信の類から連想しただけだろう、
と思い仕事に戻った。
それから丁度1週間くらいして、
その大工さんが他所の会社の工事現場で転落して亡くなったという知らせが来た。
今思い返せば『虫の知らせ』ってやつだったのかも。