怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
屋上への扉
お気に入り
1425
38
0
中編3分
Audibleが1ヶ月無料キャンペーン中!
Audibleならホラー小説やミステリー小説をプロ声優が朗読してくれます。Audibleのおかげで通勤や待ち合わせなど退屈な時間が楽しみになりました。詳細はこちら
コピー
「屋上への扉」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私が小学生だった時の話。1学期に一回、クラス内で模擬店をやる時間があった。小学生にとっては、お店屋さんごっこをさせられる時間でしかなかったが、他クラスが勉強をしているときに遊んでいる気持ちになれるので、私は好きだった。あるとき、お菓子屋さんになった私は誰よりもはやく売り切れ状態になった。 売る側でなく買う側になろうと思ったが、残念ながら買いたいものはなかった。いいものは大方、始まってすぐに売れてしまうのだ。やることがなくなった私は、教室を見回した。するとどういうことか、授業中だというのに担任の姿がない。担任に告げ口しそうなクラスメイトも、買い物や店子役に夢中になっていた。私は少しの罪悪感と冒険心と共に、教室を出ることにした。授業中だったので廊下には誰もいなかった。だが校舎を出るほどの勇気は無かったので、私は屋上を目指した。しかし残念ながら屋上へは出られなかった。扉に鍵がかかっていたのだ。屋上へ出られないよう掛かっていた鍵に疑問はなかったが、私は扉に驚いた。真っ赤だったのだ。鮮血のように毒々しい赤い扉に怯みつつ、私は何となく扉にもたれた。そのとき、扉を挟んだ向こう側から声が聞こえてきた。それはアニメの魔女のような「いーっひっひっひっひ」という甲高い笑い声だった。今なら笑い飛ばせるだろう。しかし当時の私は純真な小学生だったのでその笑い声に恐怖し、教室に逃げ帰った。私が戻るや、同じく完売したクラスメイトが私に話しかけてきた。恐怖を薄めるために、私は彼女についさっき屋上の扉の前できいた笑い声のことを話したが、「そんなことあるわけない」と彼女は信じてくれない。意地になった私は彼女を連れて屋上の扉に戻った。しかし、扉は赤くなかった。廊下の壁と同じクリーム色に変わっていたのだ。もちろん笑い声も聞こえない。それから小学校を卒業するまで何度も屋上に向かったが、赤い扉を見ることはなかった。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった38
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
変な家: 1 (HOWLコミックス)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
光が死んだ夏 1 (角川コミックス・エース)
前の話:【じわ怖】先日は申し訳ありません
次の話:【じわ怖】事故の多い交差点
怖い話 No.13888
【じわ怖】山のコンビニ
1155
22
短編2分
怖い話 No.12559
【じわ怖】古戦場付近に引っ越した夜
1050
31
怖い話 No.5700
【じわ怖】父方の両親と仲がすごく悪かった
742
怖い話 No.13592
【じわ怖】人形者が洪水に遭った
1120
34
怖い話 No.5620
【じわ怖】ぴーちゃん
1222
33
短編1分
怖い話 No.4313
【じわ怖】木彫りさん
1535
怖い話 No.12424
【じわ怖】朝方の山道
1202
27
怖い話 No.5762
【じわ怖】心霊スポット側の工場で夜勤バイト
1257
28
怖い話 No.21940
【じわ怖】気まずい
827
10
怖い話 No.21829
【じわ怖】餌やり
1019
5
長編5分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
牛の墓
不思議
まんじゅうのせい
調理中
中年男性との交流
終わらない夢
取り囲まれた家
サキちゃん