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個人塾を開いていた爺さん
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10年くらい前に、近所で火事かあった。夜中だったけど、サイレンの音で起こされてベランダから見ていたら、類焼の恐れがあるからって避難させられた。焼け跡から、教員定年後に自宅で個人塾を開いていた爺さんの遺体が見つかり、火元は爺さんの寝煙草だった。それから数年、爺さん宅の焼け跡は小さな公園として遺族が整備し、解放してある。所詮は個人宅の跡地、大した広さはなく、小学生が数人で遊べるレベル。町内会の掃除の時に子供から聞いたのだが、この公園には爺さんの幽霊が出るらしい。 普通の爺さんの格好で、「勉強で分からない所はないか?」と聞いてくるという。教科書とノートをベンチに広げて爺さんに教えて貰い、勉強に夢中になっているうちに、いつの間にか居なくなっているらしい。それで実際に、落ちこぼれ児が勉強得意になったと言うから驚く。その子が道徳の時間に「公園の掃除をしたい」と言って、学級全員で大掃除をしたこともあるらしい。経営していた個人塾で、不登校児を更正させたり、家庭環境の悪い子の勉強の場として解放したり、夫婦喧嘩が始まった時の避難先に使わせていたり、勉強より世話上手で知られていた。「死んで何も無くなっても、知識は財産だよ」って爺さん幽霊がそう言ってたーと、無邪気に笑う子供が眩しかった。そういえば、公園のすみで一人でエグエグ泣いてる女の子とか、ベンチにノート広げて勉強してる子とか、たまに見る気がする。爺さん…生きているうちから凄い人だったらしいけど、死んでからも凄いよ。死後10年経ってもまだ、爺さんに頼る子供が居るんだからね。
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