1. ホラスト
2. ほんのりと怖い話

【ほん怖】この事一切他言無用

• 朗読動画を投稿する▼

  「この事一切他言無用」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

  ・幽霊が近くにいるか分かる

  田舎に住んでた子供の頃、
  地元から一つ向こうの山で遊んでるうちに迷った。
  
  泣きたい気持ちを堪えながら、
  闇雲に歩いていると人の声がする。
  
  安心してそっちに行ってみると変なものがいた。
  
  ガリガリに痩せた3mぐらいあるやたらでかい人間？が、
  蛞蝓みたいな体に人間の顔が埋まったような生物（複数いた）に鎖を繋いで歩いていた。
  やつはすぐにこっちに気付き、近づいてきた。
  
  もうガクガク震えていると、
  腰をヌッと落とし顔を近付け、
  「この事一切他言無用」
  と言った。
  
  目が異様に小さかったのを覚えている。
  
  道に迷ったの、と何とか口にすると、
  やつは暫く考えた後、
  「ここをこう行け」
  と教えてくれた。
  
  その時、後ろの蛞蝓人間？がみんな口々に叫んだ。
  
  助けてください！きみ人間だろ！助けて！こんなの嫌！
  
  みんな泣いてるようだった。
  
  当然俺にはどうしようもなく、
  半泣きで固まっていると、
  やつはまた鎖をぐっと持って、
  彼らを引っ張りながら森の奥に消えて行った。
  
  助けを乞う声はずっとしていた。
  
  そしてやつの背中が見えなくなったあと、
  俺は変な声で叫びながらも教えてもらった道を無我夢中で走った。
  
  あれだけ迷ったのに簡単に家に着いたんだから、
  悪いやつではなかったような気もするが、
  あれが物の怪だったのは間違いないとしても、
  あの蛞蝓人間が何だったのかがよく分からないままだ…。
  

  この話は怖かったですか？

  怖かった10

• • #短編

• 

  ツイートする

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】「弔」怖い話　六文銭の店 (竹書房怪談文庫) Amazon
  • 【ほん怖】眉間を指差す 短編1分
  • 【ほん怖】雪だるま 長編5分
  • 【ほん怖】怪現象がよく起きる部屋 短編1分
  • 【ほん怖】小さな町工場 短編1分
  • 【洒落怖】金の亡者 短編1分
  • 【じわ怖】バックホウのバックミラー 中編3分
  • 【じわ怖】真夜中の夕張山地 短編1分
  • 【じわ怖】７人パーティーで山を登っていた 中編3分
  • 【洒落怖】未来が見えるスタッフ 短編2分
  • 【洒落怖】溺れている女性 短編1分

  Amazon無料でスグに読める本

  • 

    鬼畜英雄(1) (GANMA!)

  • 

    勇者パーティーにかわいい子がいたので、告白してみた。（コミック） ： 1 (モンスターコミックス)

  • 

    ステータス・オール∞（インフィニティ） ∞使いの最強能力者、異世界を自由気ままに暮らします！ (1)

  • 

    勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる～この白魔導師が規格外すぎる～（コミック） ： 1 (モンスターコミックス)

  • 

    うちのシンデレラがスパダリアニキすぎてびっくりする: 他短編収録 伊達しのぶ短編集

  • 

    Sランクパーティーを無能だと追放されたけど、【鑑定】と【治癒魔法】で成り上がり無双1巻 (グラストCOMICS)

  • 

    僕のかわいい娘は双子の賢者 ～特技がデバフの底辺黒魔導士、育てた双子の娘がＳランクの大賢者になってしまう～ (2)

  • 

    石沢課長本１ 今どきの若いモンは　課長まとめ

  • 

    犬のかがやき　ちょうどいい閑職と力の世界

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  この事一切他言無用 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【ほん怖】裏山の古井戸

  次の話：【ほん怖】あこ

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.10703

    【ほん怖】よいしょ

    ビックリした話を。 一人で旅行中、 ビジネスホテルに泊まった時、 ベットに横たわりながらＴＶを見ていたら、 「よいしょ」という男の声とともに、 ＴＶが２０ｃｍほどズルッと横に動い

    672

    8

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.10601

    【ほん怖】アキちゃん

    小さい頃、 私は積み木やブロックを与えれば 何時間でも一人で遊んでる子でした。 母によると、 笑い声や話し声から私は誰かと一緒に遊んでいる様子だったらしいです。 子供特有の見えな

    474

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.20107

    【ほん怖】私は霊感ナシの超鈍感

    私は霊感ナシの超鈍感だけど、 母は霊感が強く最近身の回りで何度か霊体験をしていた。 （見知らぬ人が自宅に入るのを見たり、歩いてると横切られたりとか） 話を聞いても自分は霊感が無い

    408

    13

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3307

    【ほん怖】林間学校の夜

    俺の学校はホテルとかじゃなくて、 通称『山小屋』っていう、 学校が所有・管理してる（らしい。ウロ覚え） 古い建物で寝泊まりする。 汚くは無いが寂れた感じで、 山の中なせいか虫がや

    719

    2

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.10915

    【ほん怖】自動車教習所

    友人が教習所の教官なんだが、 その友人から聞いた話。 最近ちょっと知恵遅れ気味の男が入学したそうだ。 入学書類も１人じゃ記入できなくて大変だったらしい （『

    414

    5

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3784

    【ほん怖】リサイクルショップの手鏡

    友達から聞いた話です。 彼女が西荻窪に引っ越した時、近くのリサイクルショップで手鏡を買ったんです。 柄に飾りのあるアンティークぽいもので、あまり中古品が好きでない彼女も一目で気

    752

    3

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.11569

    【ほん怖】猟犬

    猟師に聞いた話 猟を終え、軽トラックで山道を下っていた。 荷台の檻には犬が2頭。 途中、うっそうと茂る森に差し掛かったところで、 突然犬たちが吠え始めた。 何ごとかとバック

    245

    2

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3870

    【ほん怖】躁鬱病の教師

    3年ほど前の話。 当時自分は臨時採用の教師だったのですが、 赴任先の学校に躁うつ病の教師がいました。 彼女（仮にA先生とします）は暫く療養し、復帰してきたとのことです。 しか

    708

    6

    2

    短編2分

  • 怖い話 No.3677

    【ほん怖】白い服を着た年下の女の子

    俺が中学生の頃の事なんですが。 夏休みの終わり頃だったか、頻繁に白い服を着た年下の女の子が、家の中に現れるようになったんですよ。 それも、昼夜問わず俺が一人の時にばかり。 恐

    703

    7

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.15020

    【ほん怖】釣り旅行

    三年ぐらい前の話。 山はあまり関係ないかも。 怖くなくても勘弁ね。 友人のAの父親は釣りが好きで、 釣り仲間3人と一緒に毎年5月に一週間ぐらい旅行にいくらしい。 釣り仲間は

    272

    7

    0

    短編2分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter