あそこは、元々そういう土地だった

あそこは、元々そういう土地だったの朗読動画
朗読動画を投稿する▼

「あそこは、元々そういう土地だった」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

※YouTubeのURL必須
例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********
開始時間

00時間00分00秒
再生開始の時間を指定する場合は入力してください

投稿する
あそこは、元々そういう土地だったとは
訳アリ心霊マンション　2巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
長野オリンピックがまた話題にすらなっていなかった昔の話だ。

十二月頃だろうか、長野市の新興住宅街で土砂崩れがあり、何人もの犠牲者が出た。私は、その事をテレビのニュースで知った。

次の日、仕事で元請の会社に行くと、三階の窓から、ニュースで報道された事故現場が見えた。山にへばりついているような住宅街の一部が、抉り取られたようになっている。

「あそこは、元々そういう土地で、住宅を建てるなんて、どうかしてるよ」と、近くに住んでいるという社員が教えてくれた。好奇心から同僚と一緒に、事故現場に行ってみようという事になった。

事故現場に着いて、立ち入り制限の外から、現場の惨状を見たのだが、すぐに来たことを後悔した、そのぐらいひどい状態だった。その夜、いつものように二階で一人寝たのだが、夜中に目が覚めた。

部屋の中にだれかいるようなのだ、寝ている自分の周りを歩いているような音がする。ドン、ドンという音がして。

その音が遠くなったり、近づいたりする。歩いているというよりは、乱暴に足を踏み降ろしている、というような音だった。

「しまった、あの事故現場から、霊を連れてきたんだ」自分の軽率な行動を呪いながら、蒲団をかぶって、「早く、どこかへ行ってくれ！」とだけ願っていた。そのうち、音がしなくなったので、おそるおそる、蒲団から顔を出して、明かりを点けた。

部屋に誰かいるような気配がなくなっている。部屋の中を見回すと、二階のベランダに出る、窓が少し開いていた。

「そうか、この窓から出て行ったんだな」と思った。朝、同僚にこの事を話すと、「窓を閉め忘れただけじゃないの」と言われたのだが、長野で十二月に窓を閉め忘れるなんて事はないはずだ。

そんな事をしたら寒くて眠れないはずだ。その後、怪奇現象は起きていない。

好奇心で事故現場に行ったりしないほうがいいと思う、霊のお持ち帰りは、シャレにならない。

怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ
▶幽霊が近くにいるか分かる

1人が登録しています

お気に入り

この話は怖かったですか？

怖かった49
- #短編
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか

続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
怖い話セレクション
- 【怖い本】実際にあった怖い話 2024年5月号 Amazon
- 【洒落怖】廃病院のカルテ長編5分
- 【洒落怖】山の魔物短編2分
- 【洒落怖】深夜の学校中編4分
- 【洒落怖】長靴中編3分
- 【意味怖】着信アリ短編1分
- 【じわ怖】おいぼ岩長編17分
- 【ほん怖】カエン中編3分
- 【じわ怖】酒エチケット短編1分
- 【意味怖】この俺が殺人を犯すなんて！短編2分
- 【意味怖】石鹸短編1分
Amazon無料でスグに読める本
コメント
コメントはまだ投稿されていません
- 本文：
- 半角文字列だけの入力はできません。
- 名前（省略可）：
前の話：【洒落怖】変わってしまった兄
次の話：【洒落怖】中の人
この話を読んだ人はこちらも読んでいます
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
このページの監修者

心霊サイト運営者

全国心霊マップ

ghostmap

プロフィール

Twitter
あそこは、元々そういう土地だった

ふっかつの呪文
ばぃせへで　ぶだぱょっ　ぴらみめゎ　みぱがぜべ　
こおきっあ　くべびるし　おをぽうう　べざりづの　
だぴあでぴ　しごれぐお　おづぇぺめ　とぬついい　
ぇぽらげな　じっなょめ　すめゅおて　ぇろさやぐ　
ぎぞやせこ　ずはゅぉえ　まぶざかで　すぱめきど　
ロフダヲハ　ゥヮケザイ　ルパデヒシ　プウァイテ　
ヴオゼホゥ　ィエイクケ　ボイペジゼ　バヒブトェ　
ポォペスロ　グィリクポ　ヶゴカクェ　ジォレパス　
イピァオソ　プソハフシ　グロアテニ　ハタグサゼ　
ナナエマピ　ヅゲパナチ　メョジマビ　リヌセォァ

あそこは、元々そういう土地だったの朗読動画

あそこは、元々そういう土地だったとは

コメント

この話を読んだ人はこちらも読んでいます