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2000年くらい昔の話になる。 ある夜。 (夏の深夜1時くらいだったと思う) 母親に、 明日の朝食のパンを買ってきて欲しいと頼まれた。 自分も小腹が減っていたため、 コンビニに行く事にした。 自宅前の線路沿いの小道を、 スクーターで走ってコンビニに行く。 途中踏み切りを渡るのだが、 行きの道中では何の異常もなかった。 一通り買い物を済ませて、 来た道を帰る。 すると、 踏み切りの手前に人影がある。 踏み切りの近くの街灯で、 かろうじて女の人だとわかった。 こんな時間に出歩いている人がいるとは、 珍しいなと思った。 (田舎なので、深夜になると車も走っていない) あまり霊の類は信じていなかったが、 一瞬幽霊ではないかとドキッとした。 その女性は踏み切りを渡ろうともせずに、 踏み切りの手前で立っているだけである。 気味が悪いが、 その踏切を通らないと結構な遠回りになる。 意を決して、 その女性の横を通り過ぎた。 通り過ぎる瞬間気が付いたのだが、 女性はうつむきながら何かブツブツ呟いていた。 踏み切りを渡り、 左折のため一度止まった。 気になったので、 もう1度女性の方を振り返ってみた。 (消えてたらどうしよう?など、オカルト的なことを考えて) 女性はこちらを見たまま、 先ほどと同じ位置に立っていた。 「何だ。やっぱりちゃんとした人間だったか」 と少し安心して、 そのまま自宅に帰った。 その日は朝早く起きなければならなかったので、 すぐに床についた。 床についてから間もなく、 電車の物凄い急ブレーキの音で飛び起きた。 自分の部屋を出ると、 その音で起きたのか、 弟と父親が居間に入ってきた。 「凄い音だったな」 「どうしたんだろうな」 などと少し話していたが、 朝早く起きなければならないという事もあって、 寝ることにした。 その日もいつも通り学校に行き、 夕方には自宅に帰ってきた。 夕飯の時間になり、 新聞を広げていた父親が、 小さな記事を指差して言った。 「今朝のブレーキ音、飛込み自殺らしいぞ。 女の人が、貨物列車に飛び込んだらしい」 その時ドキッとした。 まさかあの女の人じゃないよな・・・ 嫌なイメージが脳裏をよぎった。 場所といいタイミングといい、 そう考えるのが普通だった。 あまり人の死というものを感じたことがなかったので、 それだけでも洒落にならないほど怖かった。 それから何年かして、 そんな事件も記憶の片隅で忘れ去られていた。 ある日、 母親が少しオカルト系が好きなだったこともあり、 隣の市に住む、その近辺では有名だと言う 霊能力者の自宅に行く機会があった。 (霊能力者と言っても、職業にしているわけではない) 霊の類は信じていなかったが、 面白半分でついて行くことにした。 6~7畳くらいのマンションの狭い1室に、 6人ほどの人が集まっていた。 しばらく、 その霊能力者の体験談を聞いていた。 その後、 集まった6人の守護霊を見ようという事になった。 これは面白いことが始まったと、 内心浮かれていた。 10分ほどして自分の番が回ってきた。 その霊能力者が、 ジッと私の両肩の上あたりと、 頭の上あたりを凝視した。 間もなく霊能力者が口を開いた。 「貴方には御三方の霊がついています。 まず先祖とおぼしき男性が1名。 先祖ではないのですが、貴方の才能を伸ばしてくれている男性が1名。 あと、自殺で亡くなっている女性が1名見えます。 男性2名は守護霊ですが、女性の方はどこかで拾ってきたみたいですね。 害はないのですが、憑いていても良いことないので払っておきます」 !!! その言葉を聞いてあの事件を思い出し、 恐怖が一気にピークに達した。 その場で払ってもらったが、 何年間か一緒にいたかと思うと洒落にならなかった。 何で俺に憑いてるんだよ~~ ただ死ぬ前に偶然会っただけじゃないかと半泣きだった。 そんなこんなで今に至るわけだが、 ちゃんと離れていってくれたのか、 霊感に無縁な私は不安でしょうがない。
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