怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
北海道の某有名心霊スポットのトンネル
お気に入り
954
44
1
0
中編4分
集英社の春マン!!2024開催中
ジャンプの漫画が50%ポイント還元!さらに期間限定で無料で読める人気作品もあります。詳細はこちら
コピー
「北海道の某有名心霊スポットのトンネル」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
お盆休みに、 北海道の某有名心霊スポットのトンネルに 友達と連れ立って行った時の話。 ちなみに、マジ話なので、 どこのトンネル?とか聞かないで欲しい。 行って欲しくない。 行って欲しくない理由は、 後述しますです。 で、男二人(俺含む)と 女二人のバカ四人組が、某トンネルに向った。 ツレの男の自慢のプラドで、 トンネルの入り口へ到着。 時刻は22時を少し過ぎた頃。 廃トンネルの中は真っ暗で、 かなりインパクトがある。 車に乗ったままそろそろと奥へ進む。 キャアキャア騒ぐ女ども。 で、しばらく進むと 「アレ、行き止まりだ・・・」 とツレ。 正面には金網がある。 Uターンできる幅はない。 やむをえない、 バックで引き返すか・・・ と、ギアをバックに入れたとたん、 なにかゴクンとイヤな音がして、 エンジンが切れた。 ヘッドランプも見事に消灯。 いきなり俺たちは 闇の中に放置されることとなった。 まじで?なんで? 女性陣は卒倒寸前。 男もガクブル。 そして、 「ん~~~~~~~~~~~~~~~~~」 と、いずこからともなく 不気味なハミングのような音が確かに聞こえたその時、 突然、車がガクガク揺れだした。 あのエクソシストのベッドみたいに。 まるで誰かが ボンネットの上に乗って揺らしているように。 これはえらいことになった。 あわてて車から飛び出す俺たち。 ガクンガクン、 と狂ったように揺れるRV。 ツレの女は、 ひとりが腰を抜かしている。 もうひとりは、 揺れる車を見てその場で気絶。 無理もない。 もうだめだ・・・ そう思ったその時、 「おい、そこでなにしてる?」 後ろから声をかけられて、 飛び上がらんばかりに驚いた俺たち。 背後には男が二人。 懐中電灯でこちらを照らしている。 トンネルの入り口で赤色灯が回っている。 警察・・・! 助かった!? 制服姿の警官が、 今もガクンガクンと揺れるプラドを懐中電灯で照らす。 もうひとり、 こちらはスーツ姿の刑事(?)さんがそれを見て、 「ああ、わかった。 オーケーオーケー。任せとけ。 おまえら入り口まで走れるか?」 と言った。 「あの、その、女のほうが、気絶・・・」 と、しどろもどろのツレが言い終わるよりはやく、 刑事さんは気絶女の背後に回り、 「ふっ!」 と気合を込めて背中を押す。 まるで映画のように女が息を吹き返した。 そして、刑事さんは ひょいと腰が抜けた女を小脇に抱え、 「出るぞ」 と言って入り口に向ってすたすたと歩き出した。 背後ではまだプラドがガクガク揺れていた。 トンネルを抜けて、 パトカーそばにへたり込む俺たち。 「おい、先にこいつら連れていって、 署で休ませとけよ」 と刑事さんが若い制服のお巡りさんに言う。 北海道の田舎に似つかわしくない、 ピンストライプの黒スーツを着込んだ刑事さんは、 やたら身長が高く、 ちょっと阿部寛みたいな感じだった。 「どうせ、車(パトカー)5人乗りだしな。 おまえの車、まだキー挿しっぱなしなんだろう? 取ってきて後で届けてやるよ」 すいません、すいません、 と何度も礼を言う俺たち。 「あれは妖怪みたいなモンで、 霊感?のあるようなやつらは、 よくここで悪戯されるのさ。 つるっぱげのじいさんみたいな顔した子供くらいのヤツだったろ。 見たのか?」 見てはいない。 見なくてよかった。 「まあ、泥棒やらなんやらだけじゃなく、 必要があれば他にもいろいろなモンから市民を守らなきゃならんのさ。 警察ってのは」 俺たちは制服のお巡りさんに連れられて、 近くの交番で休ませてもらった。 夏だというのに、 ミルクたっぷりのホットコーヒーが美味しかった。 ほどなくして 刑事さんがツレのプラドに乗って帰ってきた。 ツレにキーを放りながら、 「もう行くんじゃないよ。 あそこは、地元の馬鹿ガキでもびびって行かないんだからさ」 と注意してくれた。 本当に心から何度も何度もお礼を言った。 ていうか、メチャクチャ格好良かった。 あそこはマジモンのスポットだから、 俺もここで紹介したいのはヤマヤマ。 でも、あの刑事さんに迷惑がかかるといけないので、 場所は言えない。絶対。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
この話は怖かったですか?
怖かった44
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
変な家: 1 (HOWLコミックス)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
前の話:【洒落怖】紙が貼ってある壁
次の話:【洒落怖】とても恐ろしいモノ
怖い話 No.2466
【洒落怖】毎度様です
1097
36
短編2分
怖い話 No.9946
【洒落怖】通学途中のトンネル
1064
32
中編3分
怖い話 No.21052
【洒落怖】テレアポ
1286
34
短編1分
怖い話 No.8686
【洒落怖】鐘
1024
怖い話 No.2711
【洒落怖】黒い帽子の男
1120
怖い話 No.7357
【洒落怖】北関東最凶の心霊スポット
朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
3341
27
3
長編5分
怖い話 No.8558
【洒落怖】絶叫
朗読 怖怖ちゃんねる【2ch怖い話まとめ】
1863
長編7分
怖い話 No.7302
【洒落怖】姉の友達
1562
怖い話 No.1060
【洒落怖】白黒写真
1669
怖い話 No.9298
【洒落怖】窓に映ったもの
1083
38
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
ババさん
普通の彼女じゃない
牛女の予言
グリス
三輪車
クリーニング屋
自習室