怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
お気に入り
753
33
0
中編4分
【対象者限定】Amazonの聴く読書Audibleが2ヶ月無料!
プロのナレーターが朗読してくれるAudibleが今なら無料で2ヶ月間体験できます。あなたも対象者に選ばれているかタップして確認してみてください。詳細はこちら
コピー
「友人が学校を休んだ理由」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私が短大生だったときのことです。 当時よくYとNという友達とつるんでいたのですが、 1年の後期頃から、 Nのほうがたびたび学校を休むようになりました。 Nは私たちに、 「体調が優れないから」 と言っていたのですが、 あまりにも頻繁に学校を休み、 旅行や飲み会などもドタキャンされることが多くなってきたので、 「体調が優れないっていうけど、本当にそれが理由なの?」 と問いただしました。 出席してきたときにはいたって健康そうに見え、倒れたりすることもなく、 とても体が弱いようには見えなかったからです。 そして、しぶしぶNはうつ病であり分裂ぎみでもあることを告白しました。 いつも明るく気さくな性格で結構美人なNだったので、 Yも私もとても驚きました。 一度告白してしまってからは気が楽になったのか、 (睡眠薬の飲み過ぎ、二階から飛び降りた等で) 病院に入院してしまったときは、 見舞いにきてほしいと言われたりするようになりました。 Nは 「おそらく自分の病気の原因は両親にある」 と言っていました。 Nの母親はけっこう重い分裂症で、 遺伝したのではということです。 それが原因なのか、 Nの父親はNが学校を休み始めたころ愛人と行方不明になってしまい、 精神的にNは耐えられなかったらしいです。 2年のある日、 一週間くらい学校を休んでいたNから、 『家に来てほしい』 と連絡がありました。 聞けば、母親が自殺未遂をおこし何日も入院している。 (Nの家ではあまり珍しいことでもないらしい) 気が滅入っているので遊びにこないか?と言う事でした。 事情が事情なので、 Yと私はちょっとひきましたが断るわけにもいかず、 次の日Nの家に行くことになりました。 初めてだったので駅からの行き方を聞いて、 近所のコンビニで待ち合わせ三人でNの家に向かいました。 Nの家は一軒家で、 建売ではない昔からの家が並んでいる一角にありました。 が、玄関の向きが並んでいるほかの家と違って、 少し違和感があったように思いました。 具体的に説明はできないけれど、なんだか変わっていて、 少し離れたところからも、 おそらくNの家はあそこに違いないと私には変な確信がありました。 ドアを開けて入った瞬間の感想は、 「うわ~、空気が重くてなんか気持ち悪い!!」 でした。 家の中全体が薄暗くじめじめした感じがして、 できれば早めに退散したいなーと本気で思いました。 おそらく掃除もあまりしていないだろうし、 家庭の事情も聞いていたので、 そんな風に思ってしまったのだろうとそのときは思いました。 ところが、居間に通されてお酒を飲みながら話をしているうちに、 なんだかとても居心地が良くなってしまったのです。 Yとどちらともなく、 「もう遅いし、泊まっていくことにしようか」 ということになりました。 次の日になりましたが、私たちはグズグズとNの家にいました。 昼ご飯を食べ、夕方になってもまだ帰る気にならず、 私は思わず 「もう一泊しちゃおうか?」 とYに切り出しましたが、 Yは「私も泊まりたいけど、 このあとどうしても休めないバイトがあるから帰らないといけない」 とのことでした。 二人ともすごく名残惜しかったのですが、 また近々来ることを約束して (本当にまたすぐ来たい!と思っていました) Nの家を後にしました。 その帰り道。 私「ねえ、Nの家なんか雰囲気悪かったよね?」 Y「うん。暗かったし、なんか変な感じがした」 私「あのさ、とくに階段のところ気持ち悪くなかった?」 Y「・・・実は私も上がった瞬間思った」 私「・・・いっせいのせで、何思ったか言ってみない?」 Y・私「せ~の・・・女がいたよね?!」 その瞬間、本当にぞ~っとしました。 Nの家にいる間中、 頭にフィルターがかかっていたようでした。 あれほど気持ちが悪く帰りたかったのに、家に入ってしまえば、 今度はいつまでもそこにいたいような気分になっていたことも、 怖くなりました。 Yも私も何かを見てしまったわけではありません。 ただそんな感じがしたというだけですが、 NやNの家族が大変なことになっているのも、 あの時感じた何かが原因のような気がしてなりません。 その後、Nは学校にまったくこなくなり、 今では音信普通になってしまいました。
この話は怖かったですか?
怖かった33
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
葬送のフリーレン(11) (少年サンデーコミックス)
金色のガッシュ!! 2【単話版】 Page 16
転生したらスライムだった件(24) (シリウスコミックス)
ミステリと言う勿れ(13) (フラワーコミックスα)
ブルーロック(26) (週刊少年マガジンコミックス)
その着せ替え人形は恋をする 12巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
前の話:【ほん怖】中古マンションのエレベーター
次の話:【ほん怖】見ちゃいけないもの
怖い話 No.10829
【ほん怖】お婆さんの引越しの手伝い
1804
39
短編2分
怖い話 No.11600
【ほん怖】「たまし」の炎
864
22
怖い話 No.3720
【ほん怖】カルト集団への取材
朗読 めたんの怖い話紹介ch
1511
50
短編1分
怖い話 No.3486
【ほん怖】米の配達
1881
34
怖い話 No.2987
【ほん怖】午後から職員室で仕事をしてた
765
41
1
怖い話 No.2923
【ほん怖】軽度の知的障害があるA君
2273
57
怖い話 No.3173
【ほん怖】寝たふりしてるといい
1073
怖い話 No.11541
【ほん怖】山で拾った財布
1308
30
怖い話 No.3171
【ほん怖】普通のおじいさん
1344
43
中編3分
怖い話 No.3910
【ほん怖】子供の頃に見えていたモノ
朗読 G級戦犯
5119
96
2
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
友人が学校を休んだ理由
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
病院の厨房で働いていた
神社の境内で天体観測
とある廃旅館
井戸埋め
偽ベッキー
猟猫
心霊スポット巡りが趣味だった
誰からも好かれていた母
田舎の廃校