怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
ヒヨコ
お気に入り
2386
24
0
1
短編2分
Audibleが1ヶ月無料キャンペーン中!
Audibleならホラー小説やミステリー小説をプロ声優が朗読してくれます。Audibleのおかげで通勤や待ち合わせなど退屈な時間が楽しみになりました。詳細はこちら
コピー
「ヒヨコ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
ある農家の話。 ある日、その家の幼い娘が楽しげな顔を浮かべて母親に言った。「お母さん、お庭にヒヨコがいるよ。 」「ええ?ヒヨコ?」鶏小屋から勝手に歩いて出てきてしまったのだろうか。以前にも鶏が脱走してしまったことがあり、それ以来鶏が逃げないようしっかりと柵を作ったつもりだったのだが。 「きっと勝手に小屋から出てきちゃったのね。元いた場所に帰してあげなさい。 」娘は「はーい」と応じると、庭に出て行った。ヒヨコが気に入ったのだろうか、その日以来娘は鶏小屋で遊ぶことが多くなった。 最近の子供があまり得られない生き物と直に触れ合う良い機会と思い、両親は娘を好きにさせていた。そんなある日、娘が泣き顔を浮かべながら母親に縋り付いてきた。 母がどうしたのか聞くと、娘は涙をボロボロこぼしながら言った。「ヒヨコがいなくなっちゃった・・・」しばらくの間、娘はかなり憔悴した様子だったが、やはり子供というべきか、そのうちいなくなったヒヨコのこともすっかり忘れてしまった。 それから17年後。上京した娘から電話がかかってきた。 母親が電話を取ると、娘は怯えたような声で一方的に話し始めた。「お母さん、あのヒヨコが帰ってきたの。 」母親は受話器の前で首を傾げた。「ヒヨコ?一体何の話?」娘はさらに取り乱したようだった。 「覚えてないの?私が小さい頃庭で見つけたヒヨコよ!あの子が帰ってきたの。」庭で見つけたヒヨコ。 そういえばそんなことがあったような気もする。しかしあれはまだ幼稚園に上がる前の話ではなかったか。 「そんな話あったような気もするけど・・・帰ってきたってどういうこと?」しかしそこで電話が唐突に切れてしまった。何度かかけなおしてみるが繋がらない。 結局母親は怪訝な顔をしたまま、娘に電話をするのを諦めてしまった。娘が死亡したという報せが入ったのは、翌日のことだった。 遺体からは、全身の血と、眼球が抜き取られていた。後日、警察署で事情聴取ついでにいくつかの遺留品を見せられた母親は、その場に凍り付いてしまった。 部屋の机の上に置かれていたというその小さなメモ帳の切れ端には、曲線のまったくない奇妙な字体でこう書かれていた。「彼夜子」
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった24
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
変な家: 1 (HOWLコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
さんかく窓の外側は夜 1 (クロフネコミックス)
名無し
ひぎょうさま
前の話:【洒落怖】ぐぅっ
次の話:【洒落怖】ポケットの中身は?
怖い話 No.20198
【洒落怖】ペンキ塗り
1632
42
怖い話 No.21341
【洒落怖】仏壇から覗く顔
1015
30
怖い話 No.1220
【洒落怖】見えていたんですか
1682
52
短編1分
怖い話 No.7431
【洒落怖】「絶対にしまわれない」お宝
913
38
中編3分
怖い話 No.8117
【洒落怖】顔に穴
1946
47
怖い話 No.21417
【洒落怖】村はずれの小屋
1617
長編9分
怖い話 No.7412
【洒落怖】店公認
1064
怖い話 No.21244
【洒落怖】老木の怨念
1227
48
怖い話 No.7398
【洒落怖】毎年恒例
1467
28
中編4分
怖い話 No.8773
【洒落怖】拾った女
1090
31
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
女難の相
蛇が1匹増えている
某巨大迷宮でのバイト
土下座死
バアさんの憎悪
チクリ
ハンバーガーで発狂
対人限定で賭け事が異常に強い奴