怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
仏間に寝ることにした
お気に入り
1973
43
0
中編3分
Audibleが1ヶ月無料キャンペーン中!
Audibleならホラー小説やミステリー小説をプロ声優が朗読してくれます。Audibleのおかげで通勤や待ち合わせなど退屈な時間が楽しみになりました。詳細はこちら
コピー
「仏間に寝ることにした」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
すんげえ昔の話、雑文すまん。 オレが子供の頃の話。 お盆の頃だった思う。 オレはひとりで祖父母んちに遊びに来てた。 祖父母んちってど田舎なんだけど、 そのど田舎さが子供のオレには最高に楽しかった。 じいちゃんが釣った魚が入ってる魚籠を眺めたり、 川で初めて見たウナギに興奮したり、 田んぼに入ってドジョウ捕まえたり、まあ楽しかった。 あっという間に日が暮れて、 それでオレはじいちゃんと一緒に家に戻ってきた。 やっぱ、はしゃぎすぎてたんだと思う。 家に戻ると、疲れが出たのか、とにかく眠たい。 その日は寄り合いかなんかで、 ばあちゃんがいなかったはず。 理由はよく覚えてないけど。 とにかくばあちゃんがいなかったのは覚えてる。 それで、オレがじいちゃんに眠たいって言ったら、 「ばあちゃんまだ戻ってこんし、そしたら、飯までねとくか」 そういことでじいちゃんが仏間に布団引いてくれて、 オレはひとり、仏間に寝ることにした。 多分気絶するように寝てたんだろうな、 目を覚ました瞬間、いまが何時か検討もつかない感じだったはず。 ただ、庭の窓からまだ夕暮れのオレンジ色の日光が差してたから、 まだ夜ってわけじゃなかった。 半覚醒状態でオレは布団から上半身だけ起こして、 庭をボーッと見てた。 時間が経つに連れ頭も戻ってきて、 そしたらお腹がすいてることに気が付いて、 布団から出ようと、一瞬振り返ったときに気が付いた。 なんだ?ってのが正直な感想。 怖いとかまったくなかった。 オレの後ろになにかいる。 そのことに気が付いたオレは、 ゆっくりと首を回してそいつを見る。 女だった。 着物をきて正座してる。 ただ、変だった。 オレはそいつが変な理由を確かめるために、 布団から出て、女の真横へ。 髪の長い若い女、 目とか鼻がない白い女で着物をきて正座してる。 オレは今度その女の真っ正面へ。 そしたら、その女は見えなくなった。 オレはいるはずの女の真正面に座り、 頭だけ動かして斜めからソイツを見た。 そしたら確かに女がいる。 (すげええええ!!!!めっちゃ薄い!!!) 感動した。 いまなら怖いんだろうけど、 その頃のオレは田舎の珍しい生き物感覚で ソイツを見てたんだと思う。 幽霊は薄っぺらいんだとわかって、 オレは感動してた。 オレはもう一度、女の真横に座る。 真横に座ると、薄いとかまったく気が付かない (すげえ!!すげええ!!) そんな感じで、オレはひとり感動していると、 幽霊の頭が動き出した。 ゆっくりと動いて、オレの方を向こうとしてる。 動くにつれ、段々のっぺらぼうな顔が消えていって、 オレの方を向いた瞬間、完全に消えた。 首はなんていうか、 紙をねじったみたいになってるから、 こっちを顔がこっちをむいてるってのは分かる。 でも、顔は見えない。 (幽霊って平べったいんだ…) 怖いなんて感情は一切なかった。 なんか感動してた。 そしたら、仏間のふすまが開いて、 「飯出来たぞー」 って声が聞こえた。 じいちゃんだった。 オレは今のこの感動をじいちゃんに伝えたくて、 「じいちゃん、今幽霊みよったよ!!ここにいよるんよ!!」 って言ったら、 じいちゃん、ニヤリと笑って、 「まだ○○<オレの名前>はちいちゃいから、 お手つきできよんかったんやな」 って言った。 じいちゃんの言ってる意味がわかからなかったんだけど、 言ったことはハッキリ覚えてる。 ただ、そのときのオレはじいちゃんが幽霊のこと気が付いてないと思って、 後ろ振り返って、じいちゃんに教えてやろうとしたんだけど、 その女はもういなかった。 そのあと、じいちゃんにあの幽霊のこと色々聞いたけど、 教えてくれないまま大往生してしまった。 お手つきってのがなにかわからんかったけど、 多分じいちゃんは知ってたんだろうなあ。 ばばちゃんとか、その他家族に聞いても、 全然知らないみたいだったし。 オチとか全然ない話なんだけど、なんかこの話書いてて、 すんげえ懐かしい気持ちになった。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった43
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
ハイスペお姉さんに飼われる話: SNS版
解雇された宮廷錬金術師は辺境で大農園を作り上げる~祖国を追い出されたけど、最強領地でスローライフを謳歌する~1巻 (グラストCOMICS)
Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ 1 (ガルドコミックス)
見落とされた川崎病「前編」 はなゆい エッセイ漫画
Pythonプログラミング超入門。ゼロからの基礎文法習得、ChatGPT・AIチャットボット開発、Excel連携まで。: 環境構築・基礎文法・生成AI対話システム・エクセル自動化を豊富なレシピとサンプルコードで手を動かしながら学ぶ。
デート先は義実家 読者さんの恋愛・浮気体験談
前の話:【ほん怖】高校野球のウグイス嬢をやってた
次の話:【ほん怖】食器の持ちが悪い
怖い話 No.2982
【ほん怖】小さな頃繰り返し見ていた夢
1505
44
短編2分
怖い話 No.3409
【ほん怖】あの人
1566
28
怖い話 No.10667
【ほん怖】犬とお稲荷さん
1598
55
怖い話 No.11468
【ほん怖】先導していた
1147
36
短編1分
怖い話 No.11206
【ほん怖】ちび子
1267
47
怖い話 No.19964
【ほん怖】ビデオに映るモノ
1203
40
怖い話 No.11590
【ほん怖】川の中に見慣れないモノが泳いでいる
1657
怖い話 No.3767
【ほん怖】騙されないぞ!
1366
21
怖い話 No.11423
【ほん怖】息子の不思議発言
1316
41
怖い話 No.19837
【ほん怖】よく見えるお婆さん
1272
32
1
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
中国の桃
神様に相談した
アイヤー!ホイヤー!
熊に怯えていた
上の方から見られてる
趣味の盆栽
新宿のカプセルホテル
子供の頃に見えていたモノ