怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
お気に入り
1396
52
0
中編3分
【対象者限定】Amazonの聴く読書Audibleが2ヶ月無料!
プロのナレーターが朗読してくれるAudibleが今なら無料で2ヶ月間体験できます。あなたも対象者に選ばれているかタップして確認してみてください。詳細はこちら
コピー
「会社の完全休業日」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
もうずいぶん前の話。 親父が亡くなって間もなかったころの話。 先に書くがオチはないよ。 ある日曜日、仕事が捌き切れないままに午後から出社。 シーンとした事務所内で仕事を片づけていた。 会社は工場だったが、 その日は交代勤務もない完全休業日だった。 途中、便意を催したんで便所(和式の大)へ。 その際、便器に落とさないように いつも右のケツポケットに入れている札入れを 用水タンクの上に置いて用を足した。 事後、再び事務所内へ戻り仕事を再開。 日曜日なだけにあって邪魔もなく、 しばらくは集中できた。 そこへ突然、電話(事務所内の固定電話)に入電。 それも自分の所属する部署内の電話はもちろん、 書類棚で境界しただけの隣の営業部(だから音は丸聞こえ)の電話も、 全て鳴っているらしいほどの けたたましい(というか大合唱)呼び出し音。 それまで日曜日の事務書でシーンとしていただけに、 聞こえる範囲の電話の合唱にめちゃくちゃビビった。 ビビりながらも電話に出なきゃとリーマン本能的に、 最寄りの電話機の受話器を取ろうしてまたビビる。 当時の会社では部門ごとに複数の回線を持ってて、 営業部は○○番~○○番、技術部は○○番、総務部は○○番、 購買部は○○番と割り当てられていた。 入電があると呼び出し音と共に、 その割り当て番号を登録した回線キーがが光って、 何番の回線に入電があったか目でも分かるようになってた。 呼び出し中はその回線登録キーが点滅しているんだが、 その時の入電では20~30個(記憶曖昧)あった回線登録キーが全部光っていた。 つまり、今自分がいる部署と となりの営業部の電話機の呼び出し音が聞こえるのはもちろん、 音が直接には聞こえない他部署の電話の 全て(会社中の全て)の回線に一度に入電していた事になる。 盤面が正しけりゃ。 誰もいない日曜日の工場事務所で、 聞こえる範囲にある電話機が全て鳴り、 電話の盤面は全ての回線に入電があるかのように明滅する。 めちゃくちゃビビりながらもそれでも受話器をとり、応答しようとすると、 受話器からは何の事はない信号音(ツー、ツー、ツーってやつ)。 よくわからないながら、 なんかドキドキしながら、受話器を置いた。 その途端、 「あ!財布忘れた!」 やにわ思い出して、慌てて便所へ。 さっき便所に行った時に 財布を用水タンクの上に置いたままだった。 その日は先にも書いた通り、 日曜日で事務所には誰もおらず、 慌てながらも大丈夫と思っていたんだが、 便所の当該個室に財布はなかった。 散々探した(生活かかってた)が結局見つからず、 現金数万とキャッシュカード(クレジットカードはその頃は持ってなかった)やら領収書やら、 写真やらその他をなくすことになった。 なんか気味が悪くなったんで帰る事にした。 警備会社からのお雇い守衛さん(年配だったけど人のよい人で、仲も良かった)がいる 守衛室に鍵を返しに行ったついてに、 電話の点検やメンテなんかがあったが聞いてみたけど、 ないよとのんきな答え。 平静を装いながら、 その他の人の出入り(その日、俺は財布も便所でなくしてる(=持って行かれてるので))に ついても確認したが、一切なしとのこと。 要するにあれは、亡くなったばかりの親父が 「お前、財布忘れてるぞ」 と教えてくれようとしたんだが、 下手人の方がそれを上回ったんだと思ってる。 父ちゃん、 もうちょい早く知らせてくれよorz
この話は怖かったですか?
怖かった52
ツイートする
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
葬送のフリーレン(11) (少年サンデーコミックス)
金色のガッシュ!! 2【単話版】 Page 16
転生したらスライムだった件(24) (シリウスコミックス)
ミステリと言う勿れ(13) (フラワーコミックスα)
その着せ替え人形は恋をする 12巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
ブルーロック(26) (週刊少年マガジンコミックス)
前の話:【ほん怖】部下の好青年
次の話:【ほん怖】霊感占いの結果
怖い話 No.11371
【ほん怖】5人以下の時にしかその現象は起きなかった
1314
38
短編1分
怖い話 No.19957
【ほん怖】タタリサマ
1728
49
怖い話 No.3026
【ほん怖】玄関の戸を叩く音
朗読 G級戦犯
1353
37
短編2分
怖い話 No.11615
【ほん怖】海岸に変なものが漂着した
1369
34
怖い話 No.10626
【ほん怖】イボ神社
792
28
怖い話 No.11367
【ほん怖】客室のお祓い
757
42
怖い話 No.3016
【ほん怖】バイキンの家
1246
54
怖い話 No.11220
【ほん怖】車一台分の細いトンネル
1515
26
1
怖い話 No.3274
【ほん怖】彼女をタクシー乗り場まで送った
1671
36
怖い話 No.3004
【ほん怖】海水浴場近くのキャンプ場
1438
22
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
会社の完全休業日
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
病院の厨房で働いていた
神社の境内で天体観測
とある廃旅館
井戸埋め
偽ベッキー
猟猫
心霊スポット巡りが趣味だった
誰からも好かれていた母
田舎の廃校