怖い話登録数16081話
目にやさしいダークモード
239
4
0
長編6分
今日のAmazonタイムセールってプライムデーよりお得じゃね?w
通常タイムセールのほうが掘り出し物あるし、転売屋と争わないですむし、発送も早い。プライムデーで買うのは情弱だったわw
ホラストをアプリみたいにインストールする方法
コピー
最近2chに幽体離脱スレがあることを知り、 読んでいくうちに、割合多くの人が擬似的幽体離脱を経験している、 ということを知りました。 私が判断する擬似と本物の違いの基準は、 離脱時に見える風景と実際の風景が微妙に違う、と言う点です。 私も数年まえに、はじめての幽体離脱を体験したのですが、 そのときは部屋の光景がかなり現実とは違いました。 具体的には、飾った覚えの無い花瓶に生けた花が部屋に飾られている、などです。 これは夢だと思った私は、マンションのベランダから飛び降りてみました。 以前から睡眠麻痺に関する知識を持っていた私は、 幽体離脱のほとんどが睡眠麻痺であり、 その時に見える光景は、記憶にある画像映像からそれらしいものを見繕って、 脳が作り出した幻影である、 という知識を持っていたので、 空を飛ぶときの下界光景や、宇宙から地球を見たなど、テレビで見れる映像を、 離脱時に見た経験に関しては、所詮睡眠麻痺時の幻覚の一種だろと懐疑的でした。 ですから、自分の住むマンションのベランダから飛び降りた経験のない自分が、 それを実行してみた場合、どうなるかを試してみたのです。 結果、落下中に見える光景はコマ落ちしました。 自分は勿論ベランダから飛び降りた経験がないので、 その時に見える光景の記憶は脳内にあるわけがなく、 それを無理に脳が再生しようとすれば、情報不足でコマ落ちするのは当然です。 それで自分は、これは生理現象の一種で、脳のエラーであり、 神秘体験ではありえない、という判断を下しました。 それ以後も、月に一度ほど自然に離脱することがありましたが、 所詮はリアルな夢と流していました。 意識が完全にあることや、壁抜け、瞬間移動などが可能な点は、 他の離脱体験者の経験と一致しており、 それほど珍しい体験だとは思っておりませんでした。 私の離脱時のパターンは、 1.上向きに寝る。 2.全身の力を抜いていると、ふいに体重を感じなくなる。 3.全身が内側から強烈な黄色い光に満たされ、 その光の方が自分の本体であるという実感がわく。 4.肉体的な万能感を感じる。 5.上半身から高速で抜ける。 といった順序です。書くと長いですが、 これらが起こるのは合計1,2秒のことです。 この体験を数回繰り返しているうちに、 脳内で構成された離脱時の光景は次第に現実に近づき、 後には現実と変わらないようになりました。 この時点では脳が度重なる離脱に適応したのか、 それとも本当の幽体離脱に近づいているのか、判断ができませんでした。 数週間経つと、私はある程度、意識的に離脱ができるようになったので、 今まで旅行で訪れた地域などを中心に、日本中を飛びまわっていました。 もちろん、現実とは全くかかわりがないものと認識した上でです。 人は記憶の中の美しい光景を辿るだけでも楽しい気分になれるのだと、 感慨にふけっていました。 そしてあるとき、全く行ったことのない場所に行くとどうなるのだろう、 という気になったのです。 そう思うと実験してみずにはおれず、 京都在住の(私は東京在住です)大学時代の友人を訪ねることを思いつきました。 友人のアパートの住所は知っていましたが、 実際に私が京都を訪れたことはありませんでした。 その頃、自分の離脱はかなりリアルになってきていましたので、 もしも離脱が本物であった場合のことも考えて、 Googleマップで彼の家を確認して実験に挑みました。 結果として、散々迷った挙句、 彼のアパートの部屋には辿りつくことができました。 しかし、時刻は夜中であり、彼は既に寝ており、 コミュニケーションをとることは出来ませんでした。 一応、自分の幽体の手で彼の鼻をつまんでみたり、 口と鼻を塞いでみたり、話しかけたりしてみたのですが、 彼にはそれが感じられないようで、全くの無駄に終りました。 仕方が無いので、私は彼の部屋の間取りと家具の配置、 壁に貼ってあるポスターなどを記憶して、 その日は自分の体へと帰りました。 後日、その友人に電話して、無沙汰の挨拶を済ませたあと、 私は単刀直入に、部屋の間取りと家具の配置、壁のポスターについて聞いてみました。 もちろん私は、実際には彼の部屋を尋ねたことはありません。 すると電話口で、彼がどんどん言葉すくなになって行くのがわかりました。 私の見た通りの光景を話し終わって、彼に「で、どうなの?」と聞くと、 彼は『お前、誰か雇って俺の部屋探ったか?』と言われました。 それは私にとっては、自分の離脱が本物だと確認できた瞬間であったと同時に、 彼との友情が終った瞬間でした。 『もう連絡しないでくれ』 それだけ言い残して彼は電話を切りました。 結果として私は友人を一人失いましたが、 そのときの私にとってそんなことは問題ではありませんでした。 「俺は世界中、どんなところにでも入れる力を手に入れた!これからの人生は思い通りだ」 そう思って舞い上がっていたのです。 その後、私が思いついたことは、 下衆と言えばこれほど下衆なことはありませんでした。 実際の世界を自由にのぞけるのなら、 女性の寝室にしのびこむこともたやすい、と。 さらに、霊体となっていれば、その女性に憑依して、 自分の思い通りに動かすことも可能なのではないか、 という期待も抱いていました。 その夜から、私は好みの女性の寝室を探すべく、 深夜の東京の空を徘徊しはじめたのです。 そうして、ついに好みの女性の寝室を見つけるにいたりました。 彼女は身長170cm程度、 すらりと伸びた長い手足にはほどよく肉がつき、胸元は豊かに膨らみ、 目の端がきゅっと猫のように持ち上がり、鼻筋の通った、 可愛らしさと美しさを兼ね備えた女性でした。 「この女こそ俺が求めていた女だ。この女を自由にしたい」 私は経験はありませんでしたが、彼女に憑依すべく、 彼女の背中から彼女に重なろうとしました。 その瞬間、私は思い切り後ろに向って跳ね飛ばされました。 霊体ですので、障害物にぶつかることもなく、 壁と隣室との間まですり抜けてしまい、 そのすき間の空間で、私はしばし呆然としていました。 すると目の前に、一見して悪人と見える男性の姿が面前に浮びあがりました。 その男は、私の霊体を圧倒的な力で小突き回した挙句に、こう言いました。 「あの女は俺のものだ。邪魔すると、消すぞ。 俺らに生身の人間は手出しできないが、霊体同士なら、 力の強い方が弱い方をどうにでもできる」 私は振るえ上がりました。 それまで自分以外に、この世界に自由に不可視の霊体で 飛びまわれる存在がいるなどとは、 思ってもいなかったのです。 強烈な恐怖を感じた私は、瞬間移動で自分の部屋に戻り、 自分の体に戻ると、布団を被って朝までがたがたと震えていました。 それからです。 離脱時によく周囲を見回してみると、 生者だか亡者だかわからない存在が、 周囲にうじゃうじゃいることに気がついたのは。 気づいたというのは、目でも感覚でも確認できるようになったということです。 それに気がついてから、私は離脱をやめました。 とてもではないけれど、 再びあの魑魅魍魎が跋扈する世界に出て行く気にはならいのです。 もしかすると、全て私の妄想なのかも知れませんが、 友人の部屋の様子を言い当てられたのは事実ですから、 いまでも本物の幽体離脱はあると思っています。 しかし、それは決して、無敵で自由の存在になるということではなく、 同等以上の能力を持った化け物の世界に入ることを意味するのです。 皆さんも、今後もし本物の幽体離脱を体験することがあれば、 そのことを分かった上で行動してください。
この話は怖かったですか?
怖かった4
ツイートする
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazonホビー売れ筋
前の話:【ほん怖】調理実習
次の話:【ほん怖】ヤフオク
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
怖い話 No.19823
【ほん怖】友達の彼女
現在進行中の話だからオチは無しです。 俺の中の良い友達の一人、Aの話。 Aは俺と同じ都内の某大学に通う学生で、 常識人で頭も良く、 そこそこ顔もかっこいい、いい人なんだけど、
266
3
中編3分
怖い話 No.13746
【じわ怖】猫は祟るぞ
猫は祟るぞ ずっと前に事故った野良猫を保護して 病院へ連れていったもののダメでさ 仕方がないから引き取って 家の庭に埋葬して
171
短編1分
怖い話 No.2582
【洒落怖】お母さんとお父さんが帰ってきた
僕には産まれた時から父がおらず、母に育てられてきた。 あまり話したがらないが、母は、父は病死したと言っていた。それだからか、母方の祖父はしょっちゅう遊びに来てくれて、僕にとっ
328
長編11分
怖い話 No.4576
【じわ怖】洒落怖家族のドッペルゲンガー?
私は千葉の新興住宅地に住んでいる。 この間成田空港と繋がったあの路線沿いの、 駅前にイオンモールがある駅。 私が大学生の途中で引越したので、 この辺りには全然知
76
短編2分
怖い話 No.11388
【ほん怖】作業状況の写真
心霊体験と言えるかどうかは分からんけど14、5年前の話。 木造住宅の工事現場で作業状況の写真撮ってたんだけど、 途中で急用出来たから、 現場に居た大工さんにカメラ渡して撮影頼んで
97
9
怖い話 No.438
【洒落怖】車のボンネットに・・
5年位前の話なんだけど、その日は嫁の友達の誕生日だったので、三人で誕生日会をしていました。 晩飯を食べ終わってから夜景でも見に行こうという事になり、大阪の夜景を見に十三峠に向かい
121
5
怖い話 No.16071
【意味怖】鷲とリス
仙人の所に男の子と女の子が遊びに来た。 男の子と女の子はとても仲が良くいつも一緒にいた。 男の子は 「鷲になって空を飛んでみたい」 と仙人にお願いし
147
11
怖い話 No.15671
【意味怖】ひのきのぼう
最近友達とドラクエにハマッている 自分は友人に勧められて始めたので当然彼の方が先に進んでいる あるとき彼が 「メタルキングの剣ゲットしたぜ」 と自慢
160
怖い話 No.6086
【意味怖】淡々と生き延びよう
強烈な空腹感で目が覚めた。 体を起こしてみるが部屋には誰もいない。 「また男の所か。」私は腹立たしい気持ちを抑えてベッドに横になった。 またどうせ明日まで帰ってこないのだろう
294
13
怖い話 No.16884
【意味怖】果たし状
空手部の主将から俺に何と「果たし状」が来た!? 「俺の技を破ったのはお前が始めてだ! のんびりとはしている暇は無かったわけだ 事は急を要する ガチンコ対決と行こうじゃないか
323
6
怖い話 No.19701
【意味怖】私だけ
私と友人のKはある休日を使い、山奥の廃墟に向かった。 と言うのも、この廃墟には不思議な鏡があるそうなのだが… 私は心霊現象等は特別興味があるほうではないので
184
怖い話 No.9011
【洒落怖】渓流釣り奇譚
短編で 俺、渓流釣りが好きで、 山奥の渓流とか一人で行くんだけど、 何度か変な経験がある。 福島県の某渓流。 釣り人ならば良くする行為だと思うんだけど
663
怖い話 No.6992
【意味怖】見下す
その少年の家の両親は人を見下すような嫌なところがあった。 たとえ自分の子供でも。 その日は少年にとって大事な受験の日だった。 ところが事故が起きて巻き込まれた数人が大怪我を負
107
怖い話 No.18334
【洒落怖】真夜中に悲鳴
随分前に亡くなったうちの祖母が、 真夜中に悲鳴上げてた時期があったよ。 もう、恐怖が言葉にならないって感じの引きつったような悲鳴。 最初の頃は 同じ一階で寝てい
250
2
怖い話 No.5242
【じわ怖】違法駐車
知り合いの話。 まだ学生だった頃のことだ。 彼が違法駐車をして車を離れ、 しばらくしてから戻ってくると、 自分の車の下から人間の足が飛び出していた。 周り
219
怖い話 No.3634
【ほん怖】二年前に自転車を盗まれたらしい
つい最近、友人の身に起こった出来事。 京都に住んでいるその友人、二年前に自転車を盗まれたらしいのね。 盗まれたのは京都駅の烏丸口近くのビルの前。 まぁ、自転車を盗まれること自
10
怖い話 No.3473
【ほん怖】人を呪わば・・・
先々週別れた彼女から呼び出され、昨日会ってきた。 呼び出されたファミレスには、元カノと知らない女。 元カノは一週間やそこらで、 こんなに!?と驚くほどやせこけ蒼い顔。 隣
221
怖い話 No.6689
【意味怖】スズキに会う方法
僕の地方では、「スズキ」と言う都市伝説が有名です。 スズキは、手には電話(携帯などではなく、家庭用の固定電話。 コードなどには繋がっていない)を持っていて、 パタパタと走り回
321
怖い話 No.1500
【洒落怖】チャリンコのおっちゃん
今日の午前2時頃タバコが切れたので チャリンコで15分の所のコンビニに買いに行った 片側4車線の道路(山手通)の誰もいない歩道を走ってると、 何故か前によろよろのおじいちゃんらしき
149
怖い話 No.3981
【じわ怖】新聞の死亡欄
全国的にそうなのかしらないけど、 昔住んでいた所で購読していた某新聞は、 亡くなった人を毎日掲載してた。 名前、葬儀の日にち、場所、喪主をね。 今では『掲載希望
279
1
新着ほん怖
しおき場
赤褐色の珠
中国の社員寮
ダイヤモンドは砕けない
赤い蝶がいた
現在地がわからない
ある朝の事
見知らぬオバサン
俺ちょっと山の入り口行ってみてくる
辺りが一変した
重なる世界
三人のキャンプ
新着コメント
中庭に転がる見えない骨
漁師さんの迷信
心が荒んだせいで幽霊とかが怖くなくなった
箱の夢
あこ
帽子の後ろ
白石川での渓流釣り
感情をコントロール出来ない
田舎の廃校