怖い話登録数16080話
目にやさしいダークモード
193
4
0
中編4分
あとで読む
Amazon半額ストア!
たまにはチェックしておきたい。掘り出し物から新商品まで全て50% OFF
詳細はこちら
ホラストをアプリみたいにインストールする方法
コピー
高校のとき仲の良い友人が「週末、家に泊まらない?」って誘ってきた。 「親もいなしさ、酒でも飲もーぜ」って。 特に用事もなかったけど、俺は断った。 でもしつこく誘ってくる。 「他をあたれよ」って言っても、なぜか俺だけを誘ってきた。 あまりにもしつこいので、「なぁ、お前一人じゃ怖いのか?」ってからかってみたら、急に黙り込んだ。 「なんだ、図星か?」って追い討ちをかけてみると、突然真面目な顔になって、 「なぁ、お前、幽霊って信じるか?」なんて言ってきた。 なんだこいつって思いながら、 「まぁ、見たことは無いけど、いないとも言い切れないかな」って答えた。 「じゃぁさ、週末に家に来いよ。幽霊はいるって解るよ」なんて言いやがる。 「ふ~ん・・・・で、見に来いっての?でも止めとくよ」って言うと、 泣きそうな顔で「頼むよ、来てくれよ」って言う。 「じゃぁ、具体的にどんな幽霊なんだ?」って聞くと、 「毎晩12時くらいに階段を1段ずつ昇ってきてる。そして週末にちょうど家の前に来るはずだ。 その時、一人なのが怖いんだ」 って、本当に怖がりながら言うんだ。 しつこいのもあるけど、ちょっと面白そうだなって気持ちがあって、「解った、行くよ」って言うと、 「ありがとう、ありがとう」って繰り返し言ってた。 そんなこんなで週末に友人宅(マンション)に訪れて、 他愛の無い話や、テレビを見たりゲームをしたりして遊んでた。 そして、23時半くらいになって幽霊の話を始めた。 「なぁ、幽霊が階段を昇って来るってどういうことだ?」 「一週間くらい前から、家の前の階段を昇って来る足音がするんだ。でも俺にしか聞こえてない。 親に言っても、そんな音は聞こえないって言う」 「んで、今日階段を昇りきるっていうの?」 「ああ、階段を数えたから間違いない。確かに今日、家の前に来る」 「通り過ぎるってことはないのか?まだ上もあるだろ?」 「それも考えられる、だけど家に来るかもしれない。それが怖いんだ」 「ふ~ん・・・」 などと話をしてると、友人が「おい、聞こえるだろ?足音」って言う。 でも自分には何も聞こえない。 「全然聞こえないよ」 「なんでだよ、聞こえるだろっ。ほら、また一段昇っただろ!?」 「落ち着けって、何も聞こえないよ。気のせいだろう」 「なんでだよ、なんで聞こえないんだよ!ほら、ほらっ!」 「聞こえないって、落ち着けよ!」 イラつきながらなだめようとする。 でも、もう友人はこっちの話を聞こうともしない・・・。 「止まった!!今、扉の前にいる!!!」 「じゃぁ、開けて見てこようか?」っていうと、激しく止めてきた。 「止めてくれ!開けないでくれ!!いるんだ!そこにいるんだ!!」 「大丈夫だろ!何も無いじゃないか!」 こっちも語気を荒くしてなだめようとする。 すると、急におとなしくなったかと思うと、友人はこう言った。 「・・・ダメだ、ずっとこっちを見てる。もう・・・逃げられないよ」 「!?おい、何言ってるんだ!?何も無いだろう!?大丈夫だろ!?」 友人の一言が、異常なほど恐怖心を駆り立てた。 「!!叩いてる!扉を叩いてるよ!!」って言ったかと思うと、 「うおおおおおおおお」だか「うわあああああああ」だか叫びながら、友人は扉に向かって走っていった。 あまりの突然のことに、俺は体が動かなかった。 友人は叫びながら、扉を開けて外へ出て行った。 俺も慌てて追いかけたけど間に合わなかった・・・ 友人は踊り場から身を投げていた。 訳が解らなかった・・・何が起きたのか・・・ 記憶に残ってるのは、その後の警察の取り調べからだった。 何が起きたのか、どういう状況だったのか、自分の覚えてることを全て話した。 意外なことに警察はあっさりしていた。もっと疑われると思ったからだ。 意外なことはまだあった。警察官が呟いた一言だった。 「またか・・・」 またか?何だ?またかって!?不自然な言葉を疑問に思って聞いてみた。 「またかって、どういうことですか?」 「・・・あまりこういうことは言わないほうがいいかも知れないけど、君も関係者だし、知っていてもいいかもしれない」 と話してくれた。 それは、友人のような自殺(変死?)が初めてではないこと、 同じ事が同じマンションの同じ部屋で何度か起こっていること、 原因が警察でも判らないことなど。 結局友人の死は、ノイローゼによる突発的な自殺ということになった。 悲しみというより、驚き。何がなんだか解らないまま終わっていった。 結局友人は、何を聞いて何に恐怖していたのか・・・。 全て終わったと思ったとき、電話があった。死んだ友人の母親からだった。 『夜分恐れ入ります。先日は、大変ご迷惑をおかけしました』 「あ、いえ、こちらこそ・・・」と言葉を探っていると、 『あのぅ変なことを聞くかもしれませんが・・・家の息子は、確か死にましたよね?』 「え?」 何を言ってるんだろう。お通夜も告別式もやったじゃないか。 まさか、息子を亡くしたショックでおかしくなってなってしまったのか・・・と思ってると、 『実は・・・今、誰かが扉を叩いてるんです・・・』
この話は怖かったですか?
怖かった4
ツイートする
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
奇異太郎少年の妖怪絵日記(1巻) (マイクロマガジン・コミックス)
囚われの楔1 (恋愛宣言)
転生美女と夜が野獣王子 1 (恋愛宣言)
#07 100日後にオフパコされる話: パコおじ編 ぬこー様ちゃん絵日記集
#06富士ヒルシルバーを目指した結果: 富士ヒル編 ぬこー様ちゃん絵日記集
純愛ヤクザと同棲生活 私にしか勃たないって本当ですか? 1話 【単話売】 純愛ヤクザと同棲生活 私にしか勃たないって本当ですか? 【単話売】 (Young Love Comic aya)
#01ぬこー様ちゃんとウコンの部屋 ぬこー様ちゃん絵日記集
#05 業界人と戦った話: 専門講師編 ぬこー様ちゃん絵日記集
前の話:【ほん怖】長電話ギライの母親
次の話:【ほん怖】ホラー系恐怖漫画の古本
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
怖い話 No.10512
【洒落怖】テレフォンカード集め
俺は小学4年から3年間くらい、 テレフォンカード(以下カード)を集めていた。 集めていたといっても、 登下校時に電話ボックスの中に落ちている、 使用済みのカードを拾ってい
749
中編3分
怖い話 No.7964
【洒落怖】猫憑き
同僚が学生だった時、 みんなで海にキャンプに行った時の話なんだが そこは山に面したビーチ、 穴場らしく人気もまばら。 海で遊んで、BBQして、夏の1日を楽しんだ
301
3
短編2分
怖い話 No.9351
【洒落怖】日焼けした白髪の爺さん
こちら20の大学生。 先日誕生日を迎え、 友人たち6人とアパートの一室で記念パーティしてた。 初の酒を飲んで、 騒いでかなり楽しかったんだけど、 1人だけあんま
86
9
怖い話 No.9469
【洒落怖】レストランの夢
高校生の頃に見た、レストランの夢。 名前は全て仮名です 私は鈴木有香といいます。 夢で私は、 山の中にある大きなレストランで アルバイト初日を迎えてい
396
長編5分
怖い話 No.1609
【洒落怖】すれ違うモノ
私は特に霊感は持っていないのですが、幽霊らしきモノを何度か見ました。午前1時頃、友人2人と共に別の友人Aの家に泊まるため歩いていた時向かいから銀色っぽいジャージを着てフードを被った
130
1
怖い話 No.2879
【洒落怖】欠落した記憶
これは、俺が心療内科に通っていた頃の話だその日は、通院の日だった予約時間は11時病院までは、1時間ほどかかる、そろそろ出かける時間だ「え~と、コンセントOK、ガスの元栓OK、窓鍵掛
293
怖い話 No.14482
【洒落怖】ぴくりとも動かないお客様
学生の時某ファストフード店で働いていた。 冬のある日、 朝ピーク時間の前にフロアにトレーなどを下げに行ったら、 窓際の席に女性のお客様がいた。 コーヒーとポテト
224
5
怖い話 No.16691
【意味怖】お前に傘預けてたのに先に戻るなよ
こないだの昼過ぎ 連れが凸の下見に行きたいって言うからある団地に行った。 団地の1室で一家惨殺事件があったっていう話だ。 俺はあんまり興味がないから団地の外
682
短編1分
怖い話 No.15817
【意味怖】こいつじゃない
僕は夜中車を運転していたときある交差点で信号待ちをしてたら 僕一人しか乗っていないのに助手席に気配を感じた 怖くなったので 助手席の逆の窓に目をやると 「こいつじゃない」
407
11
怖い話 No.3216
【ほん怖】隣の家には老夫婦が住んでいた
以前、祖母の家に数年程度住まわせてもらっていた時期がある。 祖母はかなり元気でいろんな活動をしていたし、 オレは気楽な大学生だったので、 オレにとってはとてもいい環境だった。 (
怖い話 No.6201
【意味怖】ダイエットブログ
何年も会ってなかった昔の友人と同窓会で久しぶりに再会したら むちゃくちゃ太っててワロタwww ブログやってるから見てくれって言われてたの思い出したんで
706
14
怖い話 No.13219
【じわ怖】寂しい岩場道
知り合いの話。 一人で寂しい岩場道を歩いていると、 横の斜面上から小石が転げ落ちてくる。 すぐに続いて、 重い地響きが湧き起
196
怖い話 No.3064
【ほん怖】急に息子の左足の調子がおかしくなった
息子が小学生だったときの、 今でも忘れられない不思議な体験。 運動会の1週間前に、 急に息子の左足の調子がおかしくなった。 どこへ行くにも左足を引きずっていて、 非常に歩きに
382
8
怖い話 No.19575
【意味怖】しんじ君
ある兄弟の話です。 名前は兄、ゆうと弟、しんじ 2人は仲が良い双子で近所で有名でした。 しかし、大きくなるにつれて成績の違い、運動神経の差が出て
286
16
怖い話 No.2897
【洒落怖】好奇心
恐らく僕はもうすぐ死んでしまうでしょう。きっと心臓麻痺か何かで。 でも、病気ではないのです。僕は殺されるのです。きっと、話したところで誰も信じてはくれないでしょう。 そ
857
長編7分
怖い話 No.3051
【ほん怖】数十年来の悪友が不慮の事故で亡くなった
数十年来の悪友が不慮の事故で亡くなって、 数日経ったとき、玄関に立ってた。 翌日は部屋にいた。 やっぱり少し怖くて、 何でそこにいるの?と声を出して聞いてみたら、 「死んだら出
195
怖い話 No.17287
【洒落怖】車で人を轢きそうになった
先日、車で人を轢きそうになった。 人通りが少ない一般道を走行中、 視界に左車線を歩く男性が見えていた。 特にフラフラ歩いている感じではなく、 さほど気にせずにそ
怖い話 No.17341
【洒落怖】時間を遡ってしまった(のかもしれない)
社会人の頃の話。 この頃の俺は、 仕事が上手くいかずに憔悴し切っていた。 鬱耐性のない俺は、 とにかく死にたいと考えていたことだけは良く覚えている。
171
怖い話 No.7077
【洒落怖】憑いてきた理由
俺の友人Aが同人の絵描きさんしてまして、俺はAのアパートへ、たまに遊びに行ってた。まあ、俺が行った時はAの為に買い物行って何か買ってきてあげたりして、後はゴロゴロしてるって感じなん
763
長編6分
怖い話 No.1528
【洒落怖】子供は見えている
さっき、ベッドシーツを取り替えるのにベッドの上で跳ねてはしゃいでる息子(2歳)が邪魔だったので、「ちょっとどいてー」とベッドから降ろしたら、息子は隣の部屋に走りこみ、そこでこの世の
136
6
新着ほん怖
しおき場
赤褐色の珠
中国の社員寮
ダイヤモンドは砕けない
赤い蝶がいた
現在地がわからない
ある朝の事
見知らぬオバサン
俺ちょっと山の入り口行ってみてくる
辺りが一変した
重なる世界
三人のキャンプ
新着コメント
因縁のある山
SDを所持している
姉の異変
亡くなった人が使ってたベッド
小児病棟のベッド
妹がつくる人形
山頂の剣
山道の真ん中に女が一人
恐怖スポット巡り