1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

【じわ怖】最終列車

• 朗読動画を投稿する▼

  「最終列車」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

  ・幽霊が近くにいるか分かる

  仕事中に体験した話です。
  
  仕事は列車の運転士をしています。
  
  その日は大雨の中、
  最終列車の乗務をしていて駅に停車中でした。
  
  やがて出発時刻となり、
  信号が青に変わった瞬間信号が消灯してしまいました。
  
  
  
  
  
  おいおいこのタイミングで球切れかよと思いながら、
  無線で指令に連絡しました。
  
  こういう場合、赤信号とみなすという決まりなので、
  しばらくその駅で足止めになりました。
  
  指令から指導通信式（赤信号で列車を出発させるやり方）で
  列車を出す準備をすると言われましたが、
  お客さんが2人とも家族に迎えに来てもらうと告げに来たので、
  その方法は取らず復旧まで待つことになりました。
  
  1時間後、信号は復旧し、
  回送として終点を目指し運転を再開しました。
  
  原因は信号ケーブルを動物に噛まれたからでした。
  
  おそらく狸と思われます。
  
  しばらく走り峠の急勾配を登りきったところで、
  駅の灯りが見えてきたのと同時にホームに人影がみえました。
  
  まさか、最終に乗ろうとしてた客だろうかと思いましたが、
  この駅から最終に乗る人なんていまだ見たことがありません。
  
  だんだんホームに近づくと、
  その人影は線路に身を投げました。
  
  言葉も出ず非常ブレーキを掛け、
  ただひたすら止まるのを願いました。
  
  ホームを少しハミ出たところで列車は停止しました。
  
  完全に轢いてしまったと思いましたが、
  衝撃が全くありませんでした。
  
  台車回りを確認していると、
  3匹の動物（たぶん狸）が線路と台車との隙間から出てきて
  走り去って行きました。
  
  その姿を目で追っていると、
  ヘッドライトに照らされた進行方向の線路が
  少々歪んでいるのが見えました。
  
  ん？と思い近づいてみると、
  バラストと枕木が流出していました。
  
  大雨で山からの水に耐えきれなかったのだろうと思います。
  
  もしあのまま走っていたら
  確実に脱線していたことでしょう。
  
  もしかしたら狸がなんとかして
  列車を止めようとしてくれたんじゃないかと思っています。
  
  ちなみに、人影はもわーとした感じで、
  背格好は人間って感じです。
  

  この話は怖かったですか？

  怖かった12

• • #短編

• 

  ツイートする

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談 Amazon
  • 【じわ怖】事故当日の記憶 短編2分
  • 【じわ怖】踏切にいた子供 中編3分
  • 【じわ怖】改名後結婚 短編1分
  • 【じわ怖】ミルクと炒り子 短編2分
  • 【ほん怖】第二次大戦の慰霊旅行 短編2分
  • 【洒落怖】この先 短編2分
  • 【意味怖】死の予告電話 短編1分
  • 【意味怖】弟と焼肉食いに行く 短編1分
  • 【意味怖】恐怖体験 短編2分
  • 【洒落怖】風呂に入ってるのは誰？ 短編2分

  漫画売れ筋

  • 

    アオアシ（３２） (ビッグコミックス)

  • 

    呪術廻戦 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    陰の実力者になりたくて！　（１１） (角川コミックス・エース)

  • 

    悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～: 3【イラスト特典付】 (comic LAKE)

  • 

    ワールドトリガー 26 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    【推しの子】 12 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    僕のヒーローアカデミア 38 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    ゴブリンスレイヤー 14巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

  • 

    図書館の大魔術師（７） (アフタヌーンコミックス)

• コメント

• 1：

  名無し

  2023/03/28(火) 08:00:38

  親切な狸も無事だったようで、良かった。

  最終列車 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】マフラーとモッズコートと青のニット帽子

  次の話：【じわ怖】遊びの師匠

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.13835

    【じわ怖】深夜の高速道路

    以前、遠距離恋愛をしていた。 彼女は関西、 俺は東京に住んでいた。 九月の三連休、 知人に車を借りて彼女に会いに行くことにな

    530

    7

    0

    長編9分

  • 怖い話 No.11929

    【じわ怖】ワンルームマンションで一人暮らし

    社会人になり、 このワンルームマンションで一人暮らしを始めたころの話です。 そのマンションは作りも立地もよく、 そして家賃がかなーりお安くと、

    370

    3

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.13216

    【じわ怖】提灯

    お盆にまつわる話を一つ書いておきます。 高知県に、大豊町と言う 急峻な山ばかりの町があります。 その中でも、 豊永と言う駅か

    529

    6

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.5472

    【じわ怖】ファービー

    ファービーが 「ナデナデシテー」 ってうるさいから、 頭の上にマッサージ器あてて 死ぬほどナデナデしたら、 「ファー…ブルスコ…ファー…ブ

    793

    5

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.11876

    【じわ怖】村民に評判のよくない医者

    爺ちゃんは当時すごい田舎の山村に住んでて、 村にはあまり評判のよくない医者が一軒しかなかった。 それで爺ちゃんの知り合いの年配の男性が盲腸になって、&

    371

    5

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.21905

    【じわ怖】窓を越える老婆

    俺はある機械メーカの技術者なんだけど、 うちの機械は世界各国の工場でも使われている。 で、据付や調整、指導なんかで 1ヵ月ほどそこに出張という

    71

    0

    0

    長編13分

  • 怖い話 No.5600

    【じわ怖】鬼路の異祭

    わたしの田舎の村落では『鬼ごっこ』は禁止でした。 唯一許されるのが３年に一度の『鬼路の異祭』。 男の大人達は鎌を両手に持ち、 女に連れられた１０以下の子供を探して

    679

    6

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.13180

    【じわ怖】本物の山狂い

    ある山男の話。 この話の体験者は、話者によると 『本物の山狂い』であるそうで、 暇さえあれば山に登っているような男なのだという。 &#

    767

    5

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.12108

    【じわ怖】樹海の仲間達

    事業に失敗し、 負債を抱えてしまった。 決して返せない額ではなかったが、 すっかり気力を無くし、 死に場所を求めて富士の樹海をさ迷って

    297

    9

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.4435

    【じわ怖】コーイチ君

    オチらしいオチも無いんだけど、 自分的に腑に落ちなかった出来事。 結構長いけど、お付き合い下さい。 10年前、当時付き合っていた彼女と俺の家にいた時、彼女の携帯が

    912

    2

    0

    長編9分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter