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  5分で読める！ 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)

• 家に続く垣根の薄暗～い道を鼻歌歌って帰ってたら、
  女の子かな？小さい子供がひざ抱えて俯いて座ってる。
  
  迷子かもしれんし、
  もうすぐ真っ暗になるし放っておけない。
  
  「どしたの～？おうちの人は？迷子かな？」
  
  声をかけると、ぱっと顔をあげてくれた。
  
  
  
  
  
  けどその顔が、目・鼻・口の位置に
  黒い窪みみたいな穴みたいな。
  
  なにこれ、とにかくこの世のものじゃない！！
  
  さらにさらに足（膝から下）が見えない…のに、
  めちゃめちゃビビって走り出した自分を追いかけてくる！
  
  ピヨピヨサンダルの音まで聞こえる！
  
  ピヨピヨピヨピヨ
  
  速いし！ものすごピヨピヨ鳴ってるし！
  
  家の敷地に入ったところでその音は消えました。
  
  昔友達から聞いた話ですが、怖くてちょっと面白かった。
  
  今でもピヨピヨサンダルが怖くてたまらないらしい。
  

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