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目にやさしいダークモード
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中編4分
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俺がまだ幼稚園の年中の頃の話だ。ある夜に、俺を真ん中に親父と弟とで寝ていた。ふと夜中に目が覚めた。小さい頃から俺は音に敏感だったから、何かが聞こえたんだと思う。いつも豆電球をつけて寝ていたからまわりがよく見えたが、何もいなかった。それでも何故か電球の辺りが気になって眠れない。 暫くすると、そこからラジオのような音が聞こえてきた。最初は「?」と思ったが、上の階に中学生のお姉さんがいたので、その人がラジオを聞いているんだと思って、また眠る事にした。耳をすまさなければ聞こえない程のとても小さな音だったが、やはり音に敏感だった俺は眠れない。すると今度は、ラジオに代わりピアノ演奏が聞こえてきた。先程よりも音が大きく聞こえた。お姉さんの家にピアノがあるのも知っていたので、やはりお姉さんだと思った。とうとう我慢出来なくなった俺は、隣の親父を起こして「ピアノの音がうるさいよ」と言ったが、親父は耳をすましたあと、「気にしすぎだ、何も聞こえない」と、全く相手にしてくれなかった。仕方なくまた寝ようとしたが、音は普通に聞こえるくらいの音量になってきていた。堪らずもう一度親父を起こしたが、親父は全く取り合ってくれなかった。弟を見ると、弟も全く聞こえてないらしく、ぐっすりと眠っていた。何でみんな気にならないんだろうと、少し違和感を覚えた頃、ようやく音がやんだ。安心して目をつぶると、今度は洋楽っぽい音楽が流れてくる。「……明日は…♪」男の声で何かを歌っていたが、音が小さくてよく聞こえない。もう気にするのをやめようと横になっていると、段々と音が大きくなり、何と歌っているのかが分かってしまった。「…お前は明日死ね~♪お前は明日必ず…」ここで初めて俺に歌っているのだと理解した俺は、怖くなって耳を塞いだが、歌はどんどんハッキリと聞こえてきて、耳を塞ぎながら震えていた。いつの間にか泣いていたらしく、父が俺の異変に気付いた。その頃にはもう夜明けだった記憶がある。親父は訳の分からない事をいう俺を連れて母の部屋に行った。どうやら俺は熱があったらしい。俺の記憶はそこまでだが、その後熱がどんどんあがり、その日の夜には泡を吹いて意識を失って、救急車で運ばれたそうだ。まぁ何とか生きてる訳だが…。つい最近その時の話になって、俺はようやく当時の真相を語れた。すると両親がかなり驚いて、顔が真っ青になっていた。両親曰く、病院についてから医者が痙攣を抑える為(だけではないのだろうが)に薬を大量に投入したらしく、両親はとても不審感を抱いたらしい。もちろん、しばらく入院という事になってたんだけど、親父が「殺す気かゴルァ」と無理矢理家に連れて帰ったらしいw「普段おとなしい親父が珍しいな」なんて言ったら、「だってあんた、救急車待ってる時に、半目で『今日帰してね、明日なら間に合わないから』って言ったのよ。意味が分からなかったけど、後でその事を言ってるんだって直感した」かららしい。もちろん、俺は言葉どころか、その後半年程の出来事を覚えていない。ただ、両親はやはり印象に残っているらしく、とても詳しく説明してくれた。俺は次の日には目を覚ましたけど、薬のせいで一週間ほどボーッとしたまま、だらしなく口を開けていて、首がずっと傾いていたらしい。「あの時、首が曲がっているお前を見てゾッとした。医者はお前にまた薬を投入しようとしていたから、このままだと助かっても、植物人間になってしまうと思った。連れだして良かった」そうな。大袈裟だったのかもしれないけど、俺は両親のお陰で助かったんだと思う。
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