怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
誇り
お気に入り
1036
32
0
短編2分
集英社の春マン!!2024開催中
ジャンプの漫画が50%ポイント還元!さらに期間限定で無料で読める人気作品もあります。詳細はこちら
コピー
「誇り」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
うちの婆ちゃんから聞いた、戦争のときの話。婆ちゃんのお兄さんはかなり優秀な人だったそうで、戦闘機に乗って戦ったらしい。そして、神風特攻にて戦死してしまったそうです。当時婆ちゃんは、製糸工場を営んでいる親戚の家に疎開していました。ある日の夜、コツンコツンと雨戸をたたく音がしたそうです。「だれぞ」と声をかけども返事はなし。しょうがなく重い雨戸を開けたのですが、それでも誰もいない。 婆ちゃんは、それになにか虫の報せを感じたそうで、「兄ちゃんか?」と叫んだそうです。返事はありませんでした。その後戦争が終わり、婆ちゃんは実家に戻りました。そして、お兄さんの戦死の報せと、遺品、遺書が届いたそうです。婆ちゃんは母親と他の兄弟たちと泣いて泣いて悲しみました。遺書には、お母さんや他の兄弟について、一人一人へのメッセージが書いてありました。婆ちゃん宛には、次のように書かれていたそうです。『キミイよ。兄ちゃんが天国いけるように祈ってくれ。弁当を食べてから逝くから、空腹の心配は無い。この国を、日本を頼んだぞ。負けても立ち上がれ、誇りを捨てるな。まずしくともよし、泥をかぶってもよし。かねを持っても、うまいものを食ってもよいのだ。ただひとつ心を汚すな。それが日本人だ。心を汚されたときこそ、おこれ。黄色のりぼんがよく似合っていた。兄はいつも共にある。うつくしくあれ、キミイよ』婆ちゃんは疎開先の製糸工場にいるとき、当時出来たばかりの新商品である黄色のヒモを、毎日お下げに巻いていたそうです。お兄さんにその黄色のヒモを見せたことは一度も無かったので、あの雨の日にワタシに会いに来たんだと、婆ちゃんは生涯信じていました。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
この話は怖かったですか?
怖かった32
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
あかりとシロの心霊夜話 12巻
訳アリ心霊マンション 2巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
訳アリ心霊マンション 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
訳アリ心霊マンション 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
幽霊インタビュー完全版: 怪談界の歴史が変わる
心霊物件に住んじゃった (本当にあった笑える話)
前の話:【じわ怖】E島にいた親子
次の話:【じわ怖】引っ越しの夜
怖い話 No.5265
【じわ怖】失踪した叔父
1891
31
怖い話 No.12544
【じわ怖】ミャーさん
1206
中編3分
怖い話 No.5672
【じわ怖】毎晩電話かけてた
1040
33
短編1分
怖い話 No.4659
【じわ怖】稲荷祭り
朗読 怖怖ちゃんねる【2ch怖い話】
2871
48
長編6分
怖い話 No.5625
【じわ怖】天使?
1692
怖い話 No.12637
【じわ怖】VSおっさん
1324
35
怖い話 No.21804
【じわ怖】幽霊が物を壊す=
745
30
怖い話 No.21869
【じわ怖】耳元で声がする
1142
7
中編4分
怖い話 No.21852
【じわ怖】特定の人に変なものが見える
943
22
長編11分
怖い話 No.4661
【じわ怖】我が家にいた黒猫
1801
1
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
牛の墓
不思議
まんじゅうのせい
調理中
中年男性との交流
終わらない夢
取り囲まれた家
サキちゃん