【洒落怖】ぐぅっ

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  • 俺が大学生だった頃の出来事恐怖スポットの廃病院とかトンネル、珍走団で有名な県なある日友人Aから、友人Y(A経由で知り合った)が狂ったと言われた。

    俺「は?どうゆうこと?」A「何かに追われてる妄想、というか幻覚を見るらしい。」俺「薬とかは?」A「やってない」その後もいろいろ聞いたが、とにかく突然そうなったらしい。

    俺も心配だったので様子を見にYのアパートまで行ってみたが、時折り何かに怯えている他は特に変わった様子もなく、A「いざという時には親に連絡をとってやんなきゃな」余計なお世話のような気もしたが、AはYの実家の番号を聞き、何か起こるまでは生暖かく見守ってやることにした。数日後、講義も終わってまったりしてた所にYから電話がかかってきた。

    俺「どした?またなんか来たんか?」Y「うん、奴等が近づいて来て手を”ぐぅっ”っと引っ張るんだ」ぐぅっ、に変なイントネーションを付けて語る(・д・)ぐ↓ぅ↑っ↓Y「とにかく安全な場所に逃げる。着いたら連絡するから」と言い、電話を切られちまった。

    Yの行き先も分からないので、連絡がきたら駆けつけられるように原付を準備してひたすら待っていたが、結局その日は携帯が鳴ることもなく、俺らは解散した。翌日、Yが市内の某マンションの屋上から飛び降りたことをAに聞かされた。

    不幸中の幸い、というのかYは手足とあばらの複雑骨折をしたものの、命に別状は無かったそうだ。Yの一番親しい友人ということで、俺とAはYの両親や学校、警察なんかに事情を聞かれた。

    「奴等」の事も含め一部始終を話したが、精神的なストレスで錯乱状態になったということで落ち着いたようだ。飛び降りから2週間後、俺とAはYの見舞いに行ってやる事にした。

    あれ以来特に変わった事は聞いてなかったが、「奴等」がまだ見えてるんじゃないか不安だったからだ。四肢の関節にボルトを入れ、全身ギブスで歯も結構折れてはいたが、Yは元気そうだった。

    Y「動けないし、体中痛いけどそれ以外は特に」俺「タフ・・・って言えばいいか?」A「(頭以外にも)どこかおかしいかもな」などと冗談もいいつつ、下らない話をしていた。ここで、聞くべきではないと思いつつ、飛び降りるまでの経緯を聞いてみた。

    Y「奴等に追われて、とにかく逃げ回ったんだ。スクーターで市内を走り回ってたけどガス欠になって、最終的には何故かあのマンションの屋上にいた」原付でガス欠ってどんだけ走ってたんだ・・・A「で、奴等から逃げてたら腕を”ぐぅっ”と引かれたと?」Y「違う。

    落ちそうになったら腕を内側に引かれた」案外いいやつ?その「奴等」馬鹿なことを考えながらYの腕を見てみるが、掴まれたような跡は見当たらない。喫煙を理由にYから離れた俺とAは、怪奇現象なし/精神異常若干ありと結論づけた。

    一つ気になったのは、Yの周りの患者や看護婦さんにも”ぐぅっ”と何かに引かれる感覚があるらしいA「ま、気のせいだろ?」気にはなったけど、自分らには影響がないので、みんな病んでるなぁ、くらいにしかとらえてなかった。所で、Yの入院していた病院は隣の市にあり、さらに向こうの方へ走ると山を通って自分の家に帰れる峠道があるんだが、気分転換も兼ねて峠経由で帰る事にした。

    2時間程走らせ、休憩がてら某ダムの駐車場に停めてまた一服した。秋口の夕方なので風が生ぬるいことも悪寒がすることもなく、俺らは出発した。

    ダムまでの峠道は道路状況が悪く、結構緊張しながら走っていた。これから進む道は2車線で、頂上と麓には電灯も点いている。

    それで油断したのかもしれない。Yに先導させて峠を下っていると、突然”ぐぅっ”とハンドルがとられた。

    向かう先は中央車線、線上にはキャッツアイ(白線上にある金属のでっぱり)俺のスクーターはそのキャッツアイでマフラー周辺が破損し、バランスを崩して横転した。疲れのせいかもしれないけど、"ぐぅっ"という独特の感覚で持ってかれた気がした。

    俺の傷は全身擦り傷になったけど、その程度で済んだ。原付のスピードときれいにこけられた俺に感謝w自分の怪我は、気のせいということにしておいた。

    むしろ新車買い替えになった原付の代金が痛いどうやって帰ってきたかって?そりゃ2けt(略結局それ以降俺もYも、もちろんAも”ぐぅっ”に遭遇することはなかった

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